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切り花をもっと長持ちさせる!種類別に水換えのタイミングやお手入れの方法を解説

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切り花をもっと長持ちさせる!種類別に水換えのタイミングやお手入れの方法を解説

お部屋に季節の花を飾り、その美しさや香りを毎日の暮らしに取り入れる。
そんな日常に花のある暮らしをしてみたいとは思うものの、お手入れの仕方がわからず長持ちさせる自身がない…と考えている方も多いのではないでしょうか?
今回は、切り花をもっと長く、もっと簡単に楽しむためのコツをボタニカルショップを運営する私たちが紹介します。
水換えの適したタイミングやお手入れの方法など、花の種類ごとの違いも含めて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

〈ポイント1〉水の分量や水換えの頻度

切り花を飾る際の基本は水。簡単なポイントをおさえれば、ぐっと長持ちさせることができます。

水換えは基本的に2~3日に1度

切り口の有機物質からバクテリアが発生し、水をどんどん汚していきます。
そのため、2〜3日に1回は必ず水を替えてあげましょう。
花瓶の中を清 潔に保つことが大切なので、ぬめりを感じた場合は洗剤を使って花瓶を洗います。
茎先もぬるぬるしていたら、流水で洗ってあげてください。

季節に合わせて水の量を調節

基本的に「夏は花瓶の半分より下、冬は花瓶の半分くらい」を意識してください。
水はたっぷりであればあるほど良いというわけではなく、水が多すぎると、浸かっている部分の茎が腐ってしまいます。

茎の柔らかいお花には・・・
チューリップやガーベラなどの茎の柔らかい植物は特に腐りやすいため、水の量を少なめにしましょう。水を替えるたびに先を1~2cm切って、常に新鮮な切り口を保ってあげると、水を吸い上げやすくなります。

大きな花を咲かせる植物、大きな花を咲かせる植物 には・・・
逆に紫陽花(あじさい)のような大きな花を咲かせる植物や、大きな花を咲かせる植物は、水をたっぷりと多めにしましょう。紫陽花の花がしおれて下向きになってしまった時の、復活の方法をお教えします!

  1. ①上部に新聞紙を巻く
  2. ②水をたっぷり張った大きめのバケツに、そのままお花部分をドボンと入れる
  3. ③新聞をつけたまま、元の花瓶に戻し、半日〜1日ほど置いておく。

これで、元のようにお花が元気になりますよ。

この状態のまま、水を張った容器に入れます。(実際には新聞紙が取れてしまわないよう紐で結びます)

〈ポイント2〉 茎の切り方にもひと工夫

水や延命剤の吸収を良くするために、切り口にもひと工夫してあげましょう。

基本は斜めに切る

斜めに切ることで断面積が広くなり、十分に水を吸い上げることができます。
切れ味の悪いハサミを使用すると、茎を潰して給水を妨げてしまうため、良く切れるハサミを使ってくださいね。
さらに、茎の切断は水中で行うのがおすすめ。管に空気が入らないため、水の吸い上げが良くなります。

斜め切りはどんな植物にも共通する基本的な技です。

枝の植物は十字に切り込みを入れる

ユーカリやアセビなど、枝の植物は硬くて水を吸い上げにくいため、カッターなどを使って断面を十字に切ってください。断面が増えるため、水を吸い込んでくれるようになります。

硬い枝は切りにくいため、手元には十分気をつけてくださいね!

ワタを取る

紫陽花などのワタがある種類は、ワタを取り除いてあげましょう。断面から水分を吸収しやすくなります。

ワタを取った紫陽花の断面

水につける部分の葉は取る

水についている葉は腐ってしまうので、すべて取り除いてください。
また、水についていない部分の葉もなるべく少なくすると、花に水分と栄養が行き渡りやすくなります。

葉はできるだけ少なくした方が、お花は長持ちします。残して置くのは上の部分だけ。

〈ポイント3〉 置き場所

置く場所によっては、お花がダメージを受けて早くしおれてしまうことも。
そうならないように、できるだけ置く場所は場所には心がけましょう。

風通しの良い涼しい場所

暖かい場所に置いておくと、花が傷みやすくなってしまいます。なるべく涼しい場所に置いてあげてください。また、風通しの良いところといってもエアコンの風は逆効果なので、直接当たる場所は避けましょう。

直射日光のあたらない、明るい場所

直射日光はNG。外からの強い光はカーテンなどでやわらげてくださいね。

〈ポイント4〉 さらに長持ちさせるなら

延命剤をプラス

「お花が元気な期間を少しでも長くしたい」そんな方は、お水に延命剤をプラスすることをおすすめします。延命剤には小分けのものから大容量のものまであるため、初めての場合は小分けのものを使って一度試してみてください。また、延命剤を使用する際に最も重要なのは、希釈を守ること。多すぎる延命剤は、花にとって逆効果。適切な量を守ってくださいね。

湯揚げ

熱湯を使って花を元気にする方法です。
茎先を切り、花の上部を新聞紙などで軽く包んで10~20秒つけます。その後、すぐに水を張った容器に戻して水を吸わせてください。茎が変色しますが、心配はありません。
熱湯につけることで水を吸う管に圧力をかけて、水の吸い上げが良くするため、お花が元気になりますよ。また、殺菌効果もあるので、バクテリアの繁殖を防いで長持ちさせることができます。
この方法は特に枝ものなどの水を吸いにくい植物に効果的です。

切り口を焼く

こちらは火を使ってお花を元気にする方法です。
まずはお花の上部を新聞紙などで軽く包み、花に熱気があたらないようにガードします。
準備ができたら、ガスコンロの火を茎先に当ててください。
1~2cmほど黒くなるくらい当てたら、水を張った容器に戻して水を吸わせてください。
そのまましばらくすると、ぐったりしていた花が元どおりに。くれぐれも火傷をしないよう気をつけてくださいね。

おわりに

切り花の基本に気をつけながら、ぜひお部屋にお花を取り入れてみてください。
たった一輪でも、暮らしにお花があるだけで気持ちが上がると思います。
「花のある暮らし」をはじめてみませんか?
春日井のボタニカルショップarboでは、季節のお花や様々なフラワーベースをご用意しています。
ラインナップは常に変わりますので、お近くにご用の際は、ぜひ気軽にお立ち寄りください。
スタッフ一同、お待ちしています♪

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