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スタッフインタビュー企画002:プランナー 石川 亜美

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スタッフインタビュー企画002:プランナー 石川 亜美

――最初に、石川さんのお仕事内容を教えてください。
現在はプランナーとして、営業スタッフに同行しながらお客様の要望をヒアリング・間取りの設計・外観のデザイン提案を行っています。お客様のご要望をそのまま形にするだけであれば、プランナーは必要ありません。それなら、営業さんだけでもできますよね。プランナーの仕事というのは「こうしたらもっとよくなりますよ!」という、プラスαの提案をお客様にすることだと思っています。

>>>上記2枚、愛知県名古屋市緑区 O様邸 施工事例「中庭から光と風が通う家」より(石川さんが手がけた物件)

――石川さんがプランナーになったきっかけは何ですか?
初めに興味を持ったのはインテリアでした。ですので、前の会社ではインテリアコーディネーターからキャリアをスタートさせました。
ところが、インテリアコーディネーターとして家づくりに関わるなかで、次第にいろいろと思うことがでてきたんです。「プランから関われたら、私だったらこうしたいな」「ほんのちょっとここがこうだったら、もっときれいに見せられるのに」などと思うようになり、根本なところから関わりたいという想いが大きくなっていきました。
もともと建築の学校を出ていたので、2級建築士の資格は持っていました。前の会社で「興味があるなら設計をやってみる?」と声をかけていただいたので、裏方の実施設計を1年経験し、その間に1級建築士の資格を取って現職種のプランナーに就きました。

――インテリアコーディネーター時代の経験が生きていることはありますか?
インテリアコーディネーターの経験を活かせている点は、「家の見せ場をつくることができる」ということです。例えば、ダイニングにはこの照明や家具をもってきたらいいかも!と思いついたら、間取りをつくる段階でインテリアのレイアウトまで考えてプランニングをしていきます。
お客様にもインテリアコーディネーターの経験があることを伝えると、早い段階でインテリアの相談もしていただけるので、あらかじめ家具のことを考えて設計に落とし込んでいくことができます。前職の経験が活きていますね。

>>>愛知県名古屋市北区 T様邸 施工事例「四季の移ろいを愉しむ暮らし」より

――この仕事をしていてうれしかったこと、印象に残っていることを教えてください。
「石川さんでよかった」とお客様に言っていただけることがうれしいです。
お客様が住みはじめて1、2年後に遊びに行かせてもらった際に「ずっと快適です!」と言われたのは、本当にうれしかったですね。家は何年か住んでようやく住み心地や良さがわかってくるものだと思うので、この言葉は、私たちにとって一番の褒め言葉なのではないでしょうか。

――日頃の業務で心がけていることや趣味が仕事につながることはありますか?
日頃の業務では、現場監督や、コーディネーターへの引継ぎの際も設計の見え場やこだわりをしっかりと伝えるように心がけています。昔から間取り図を見るのが趣味なので(物件のチラシ、マンションのチラシ、変わった間取りの本、雑誌等)日頃から間取りを見ては、どこかで使えないかな?変形地やコンパクトな家でも、こうしたらうまく取り入れられるんだ!などと、参考になりそうなポイントを探しています。
休日や旅行先では、美術館にもよく行きます。美術館は間取りの参考にはなりませんが、光の入り方が美しかったりして、住宅とはまったく違った空間の作り方に感性を刺激されますね。
また、一般公開されている有名な建築家の家にも積極的に足を運ぶようにしています。「この窓の位置は気持ちがいいな」とか、その場所に身を置いてリアルな空気を感じることで見えてくるものがあります。

日本近代建築家の一人。前川國男の自邸
フィンランドを代表する建築家 アルヴァ・アアルトの自宅兼設計事務所
ストックホルムの市立図書館

――好きな建築家はいますか?
現役の建築家である伊礼智(いれいさとし)さんです。
伊礼さんは「誰もが心地よいと思える、小さくても豊かに暮らすことのできる家を、手が届く価格で」をコンセプトにしている建築家です。私自身も、前衛的な建築物よりも、帰ったらほっとする家や、住み心地のいい家が好きなので、この考えには共感しますし、尊敬しています。

――石川さんが考える、「家」とはなんですか?

家は「住んでからどう思うか」が大切だと思っています。建てた瞬間が一番きれいな家ではなく、50年後も変わらずに好きだと思える家が理想です。
例えば、床は無垢材にすることで経年変化を楽しめます。間取りもライフスタイルに合わせて可変性を持たせるといいと思います。時間が経つほどに味わいが出てくる家が好きですね。

>>>愛知県名古屋市北区 T様邸 施工事例「四季の移ろいを愉しむ暮らし」より

――今までで印象に残っているお客様はいますか。
以前担当したお客様で、とてもこだわりのある方がいらっしゃいました。長い間打ち合わせをして、ようやく理想通りのプランが完成し、インテリアの打ち合わせに移ってからのことです。窓の位置を変更したいというご要望があり、お客さまから相談を受けました。私は「その窓はこういう理由や考えがあって、ここにつけたんです。」と、自分なりの想いを伝えました。するとお客様が「石川さんがそう言うのであれば、変更しなくても良いです!」と気持ちよく言ってくださったんです。
長い打ち合わせの中で、自然に信頼関係が築けていたのだと感じて、とてもうれしかったですね。
お客様の要望通りにプランを作成するだけなら簡単です。しかし、こちら側もお客様のことを真剣に考えてプランを提案していますし、最終的にお客様にもご満足いただけて、自分も心から納得した仕事ができたので、とても印象に残っています。

>>>愛知県名古屋市緑区 O様邸 施工事例「中庭から光と風が通う家」より(石川さんが手がけた物件)

――設計をする上で心がけていることはありますか?
朝日が入る側にダイニング、お昼はリビングに日が入るように設計しています。平日の昼間は家族はいないけど、朝はみんなで朝食を食べるときに気持ちの良い空間であるように。家族がくつろぐ休日の午後には、リビングに光が入るようにと考えています。これらは、どの物件のプランを考えるときも大切にしていることです。

――石川さんが考える、クラシスホームの魅力とは?
何よりコストパフォーマンスが高いのが大きな魅力ですね。
自由度が高いからこそ、私たちには「予算内でどこまで追求できるか」が求められますが、一般的な工務店と比べて、たくさんのこだわりを反映した家づくりができると感じます。

>>>愛知県名古屋市緑区 O様邸 施工事例「中庭から光と風が通う家」より(石川さんが手がけた物件)

――石川さんはどんな家に住んでいますか。
私はリノベーションをしたマンションに住んでいます。家づくりでこだわったポイントは、空気間を大切にしたことです。全体的に柔らかい雰囲気を出したかったので、自分や家族が歳を重ねても飽きのこない、大人っぽいデザインにしました。

キッチンはL字型。シンク、コンロ、冷蔵庫が三角形になることで使い勝手も◎
モルタルや木目などの素材感のある仕上げとしています。
夫婦で意見が合ったカーテン。できるだけ空間はシンプルに仕上げ、照明やカーテンなどで味付けしているとのこと。

――これから家を建てる人へ伝えたいことはありますか?
家は特別なものではなくて、毎日そこで眠ったり起きたりして、何年もずっと過ごすものです。ですから、そこで過ごす心地良さというのはとても大切だと思っています。家づくりをする際、「自分が新しい家に住んだらどんなふうにくつろぐのか」、土地や予算がある中で「自分らしさ、自分らしい家はなんだろう」と、しっかり想像して、考えていただきたいです。
そしてどんな趣味があって、どんな洋服が好きで、休日はどんな風に過ごすのか、好きなことや雰囲気をどんどん私たちに伝えてください。お互いに会話を重ね、お好きなモノ・コト、理想のライフスタイルを共有いただくことが私たちのプランのヒントになります。一緒に家づくりを楽しみましょう!

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石川さん、ありがとうございました!
次回のスタッフインタビューもお楽しみに♪

Profile
【石川 亜美(いしかわ あみ)】
役職   :プランナー
趣味   :北欧食器(ヴィンテージ)集め・旅行
好きな国 :クロアチア
気になる国:バルト三国
好きな場所:前川國男邸

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