
INDEX
ゆくゆくは注文住宅で自分たちのこだわりの住まいを建てたいと考えていたO様ご夫婦。土地探しからはじめ、ちょうどお子さんが生まれた時期に今のお土地に出会い、本格的に家づくりがスタートしていきました。
家づくりのコンセプトは、2匹の愛猫も人も家族全員が暮らしやすいジャパンディスタイルのお住まい。徹底した色合わせで統一感のある空間を演出、デザイン性・メンテナンス性も考慮した素材づかい、既製品と造作を組み合わせることでコストを抑えつつ意匠性を高めた工夫などを取り入れ、家族想いの優しく温かなお住まいが実現しました。
今回はO様邸の、間取り・外観・内装・家づくりのこだわりなど、詳しくご紹介いたします!
猫も人も暮らしやすい、くつろぎと利便性を取り入れた間取り

≪POINT≫
・水まわりとWICを隣接、外干しも室内干しもスムーズな洗濯動線
・寝室に小上がりの畳スペースを設置
・猫が走り回れる広々としたテラス
猫も人も暮らしやすい住まいをテーマとしたO様ご夫婦。
洗濯~片付けまで快適に行えるよう、水まわりとWICを隣接。脱衣室と階段前のホールに室内干しスペースを設け、テラスには外干しスペースも確保したことで、用途に合わせた洗濯・物干しもストレスなく行うことができる洗濯動線が実現しました。
奥様「洗濯は全部1階で完結したいと要望しました。水まわりの隣にWICをつくってもらって、室内干しスペースも取り入れました。その辺の動線がとても快適ですごく気に入ってますね。」
2階の寝室は畳を敷きたいというO様のご要望によって、小上がりの畳スペースを設置。旅館を思わせるようなほっと落ち着く和の空間に。
奥様「一軒家を建てるなら、猫が外で走り回ったりできるくらいの広いテラスが欲しいねって話してたんです。テラスの隙間から後ろのお家のワンちゃんがお散歩に行くのを見ていたり、アリとか虫を追いかけたり、温かい日は日向ぼっこしたり、外のスペースでのびのびと過ごしています。」
白×木目でまとめたナチュラルな外観デザイン

メンテナンス性を重視して、全面タイル貼りを採用した外観。白をベースに、玄関まわりには木目調タイルをアクセントとしてあしらい、ナチュラルで優しい雰囲気に。
和の要素を取り入れた柔らかな玄関


遠野石柄を表現したタイルを壁面にあしらい、和のイメージを引き立てる玄関スペース。
クラシスホームオリジナルの玄関収納に耳付きのカウンターを組み合わせ、デザイン性を高めています。
奥様「玄関収納の上に五月人形とかを飾れるようなスペースにしたいねっていう話をしていたら、担当インテリアコーディネーターさんから和が好きならこういったデザインはいかがですか?と提案してもらいました。このスペースの雰囲気に合わせて五月人形を選んで飾ったらとても素敵で、『そうそう!こういう風にしたかった!』と嬉しくなりましたね。これからクリスマスとかハロウィンとか、季節の小物を飾るのも楽しみです。」


玄関に隣接したオープンタイプのシューズクローゼットは、外で使用する小物や上着、傘、ベビーカーなども収納できる便利なスペース。
玄関とLDKをつなぐ2つの建具は、透明ガラスのハイドアを採用し抜け感をもたせました。帰宅時には2匹の愛猫がお出迎えをしてくれることも。
徹底した色合わせで演出、優しくて品のあるジャパンディスタイルのLDK


和×北欧を組み合わせたジャパンディスタイルにまとめたLDK。木の色合わせに配慮し、無垢の表情を活かしつつ、優しく品のあるコーディネートに。
フローリングには、ほんのりピンクがかった色味が特徴のサクラの無垢材を使用し、和の雰囲気を高めています。
リビングの天井は格天井をイメージして、白木角材とベニヤをあしらいました。
ご主人様「担当インテリアコーディネーターさんから、天井にも何か装飾があると空間がより引き立つので、格子を組むのはいかがでしょうかと提案してもらいました。色味は床から全部つながりがあるように考えてもらえたので、とても頼もしかったです。」
奥様「リビングの照明も担当インテリアコーディネーターさんの提案で、円形のペンダントライトを採用しました。子どもが寝た後にこのペンダントライトの灯りだけつけて、何か飲み物を用意して、テレビや映画を見ています。ふと灯りを見上げると『あ、かわいいな』って思えて、そういう瞬間も癒されますね。」
和室には造作の障子を採用。地窓からの柔らかな光が心安らぐ空間を演出しています。

キッチン腰壁は、既製品とカウンターを組み合わせてデザイン。メンテナンス性や耐久性を考慮し、ダイニング・キッチンの床材は石目柄のフロアタイルを採用しました。
キッチン背面に設けたカウンターは、スタディスペースや家事スペースとして活用できます。カウンター正面の壁面はマグネットボードを取り入れたことで、壁に穴を開けることなく写真やお子さんが描いた絵、プリント類なども貼ることができて便利とのこと。
格子が和を引き立てる階段スペース

階段の踏板もフローリングに合わせて色を作成し、統一感をもたせています。
階段を降りることに苦手意識をお持ちの奥様のご要望に合わせて、踏み幅を通常より少し広めに設計。
奥様「階段の幅は普段目で見てわかるところではないんですが、日々のちょっとしたストレスが軽減されるので、実はすごく気に入っています。」

奥様「階段の格子のところは最初壁だったんですけど、私の希望で格子にしてもらいました。和のテイストが好きで、いろんなお店とか建物を見に行ったときも、いいなと思うところには結構格子があることが多くて。私って格子が好きなんだなとわかったので、どこかに取り入れたいなと思っていたんです。」
スキップフロアのDENコーナーをゆくゆくスタディスペースとして活用するようになったときも、格子にしたことでお子さんの様子が見えるため、デザイン的にも機能的にも奥様のお気に入りのポイントになっています。
猫のための家づくり


DENコーナーは、現在愛猫用のスペースとして活用されています。
また、スキップフロアの下部にスペースを設け、猫用トイレスペースとして使用。デッドスペースを有効活用しています。
奥様「猫ちゃんのトイレスペースは、いざどこに置くって考えたとき、リビングは嫌だなと思って。トイレの中に猫用トイレを置くかとかいろいろ考えたんですけど、最終的に階段のスキップの下にしました。位置的にも見た目的にもいいスペースがつくれたなって思っています。」
上部には2階ホールからつながる猫用の通り穴を設ました。
ご主人様「のちのち、猫用通り穴のところにキャットステップを作って、猫が登れるようにしたいなと思っています。」

寝室のドアはクラシスホームオリジナルの木製室内ドア“エクラス”のペットドア付をセレクト。
猫も人も暮らしやすい、理想のお住まいが実現しました。
クラシスオリジナル洗面台×和テイストで住まいに統一感を

クラシスホームオリジナル洗面台の“アバンドネ”を採用。他の空間との色合わせも意識し、お住まい全体に統一感をもたせています。
壁面にあしらったライトグレーのタイルがアクセント。長方形を市松模様に組み合せたデザインと焼き物の風合いが、さりげなく和のテイストをプラスしています。
陰影が落ち着きをもたらすトイレ

トイレのクロスは凹凸が強い柄を選び、間接照明を当てることで柔らかな陰影を生み出しています。
ゆったりと寛ぐ旅館ライクな寝室

寝室は床上げした畳スペースを設けて、旅館ライクな空間に。
天井に配した和柄のクロスが、落ち着きのある和の雰囲気を引き立てています。

寝室の奥にはご主人様のこもり部屋を配置。
入口に木枠を施工し、空間が変わるような印象をもたせました。
奥様「あの時迷ってこっちのクロスに変えたなとか、家の全部に思い出とかエピソードがあるので、賃貸に住んでる時とは全然違う”愛着”というのはすごく感じますね。いろいろ考えて住みやすくしてもらったので、本当に家を建ててよかったなって思っています。」
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