家づくりを考える際、平屋か2階建てのどちらにするか悩まれる方も少なくありません。
土地の広さや予算、理想とする暮らし方など、お施主様ごとに家づくりの優先順位は異なります。
近年では、家族構成の変化やwithコロナの新しい暮らし方が浸透しつつあり、家づくりの考え方にも変化が見られます。未来を見据えた家づくりをするために、平屋と2階建て、それぞれの選び方について考えていきましょう。
暮らし方の変化によって、近年注目が集まる平屋住宅
コロナ禍を経て、リモートワークや趣味を楽しむおうち時間など、家の用途や暮らし方は多種多様になっています。家で過ごす時間が増えたことで家の快適性や時間の使い方が見直され、より豊かな暮らしのために平屋と2階建て、どちらにするかを比較検討するきっかけにもなっています。
また、核家族や共働き世帯の増加により、住まいに求められる役割も変化しました。例えば、共働きで忙しいご家族の場合、洗濯物を洗う・干す・しまうという一連の作業における家事動線は、なるべくシンプルにしたいもの。また、小さなお子さんがいるご家族の場合は、家事をしているあいだも目が届くような間取りや、泣き声にもすぐに空間にすると安心です。このような暮らしを実現するために、2階建てではなくあえて平屋を選ばれる方もいらっしゃいます。
近年、平屋住宅に注目が集まっている理由には、将来を考えた家づくりとして選ばれているということが言えるでしょう。
平屋と2階建て、決める際のポイントは?暮らしの例をもとに比較検討
家族構成をはじめ、思い描いている暮らし方や住まいに合わせて、平屋と2階建てのどちらにするかを検討していきましょう。以下の例をもとに、決める際のポイントを紹介していきます。
子育て世帯や高齢者と一緒に暮らすなら…
小さなお子さんや高齢者との生活を前提とする場合、平屋のようにワンフロアの住まいであれば、声が届きやすく異変にも気付きやすいでしょう。ほかのことをしながら様子を見守ることができる安心感があります。また、階段がないので落下や転倒といったケガのリスクを軽減できるのも平屋の良さと言えます。
一方で、子どもが成長して子ども用の部屋が必要になるほか、高齢の両親と暮らす際に部屋を分けてお互いのプライバシーを保ちたい場合には、部屋が複数必要です。この場合には、2階建てにしてフロアで空間を区切る方法もあります。
老後や子どもとの2世帯住宅を考えているなら…
お施主様ご夫婦の老後の暮らしを考えると、前述したように階段や段差の少ないワンフロアの平屋は、バリアフリーの観点からも安心です。ただし、お子さんが結婚されたあと2世帯での暮らしを望むのであれば、部屋を複数に区切りづらい平屋では世帯間のプライベート空間を確保しにくい側面があります。
現在の家族構成だけでなく、将来の生活をイメージして検討するようにしましょう。
家づくりの初期費用を節約して、暮らしにコストをかけたいなら…
家づくりの初期費用を考える際に核となるのが、土地代と建築費です。平屋の場合、2階建てと同等の床面積を確保しようとすると、広い敷地面積が必要になります。新たに土地の取得を検討している場合には、土地代と床面積のバランスを考慮する必要があるでしょう。加えて、一般的なハウスメーカーが基準とする坪単価で比較すると、平屋の方が割高な印象を受けるかもしれません。
ただし、ランニングコストを考慮することも家づくりの際にはお忘れなく。多くの新築住宅は、10年~20年が経過すると、外壁や屋根などのメンテナンスが必要になる場合もあります。その際、2階建ての場合は高所作業のために足場を組む費用などもかかり、高額になるケースも。
一方で、平屋は2階建てに比べて高所作業の費用が少なく、メンテナンス費を抑えられる場合があります。このように、土地の広さや立地、設計プランの内容、資材など、さまざまな要素によってかかる費用が変わるので、細かくシミュレーションをして比較するようにしましょう。
家族団らんを重視した暮らしがしたいなら…
コロナ禍を経て、家族とのコミュニケーションや団らんの時間が自然に生まれる住空間について、見つめ直した方も多いのではないでしょうか。
2階建て住宅の場合、2階に子ども部屋をつくることがほとんどですが、お子さんが思春期を迎えた時に「帰宅後すぐに2階へ上がってしまう」「部屋から出てこない」と嘆くご両親の声を耳にすることもしばしば…。
その点では、家族の生活空間が同じフロアにある平屋は、リビングが各部屋とつながる間取りにすると家族が顔を合わせる機会が増え、身近に感じることができるでしょう。別の部屋で過ごしていても声をかけやすく、お子さんとのコミュニケーションも取りやすい空間になります。
2階建ての場合も、リビングで必然的に家族と顔を合わせられるようにリビング階段を設置したり、スキップフロアを設けて交流の場にしたりと、アイデア次第でコミュニケーションの場を生み出すことができますよ。
災害に強い家づくりを考えるなら…
現代の家づくりにおいて、台風や地震などの自然災害への備えは、家族の安全を守るために必要不可欠です。
平屋の場合、地震の揺れによる衝撃を2階建て住宅よりも抑えられ、倒壊の危険を回避できる可能性が高まります。また、風による影響も受けにくいため、台風に対して強さを発揮するという優位性もあるでしょう。
一方で、浸水の被害を受けた際に2階に避難することができないため、自治体が公表しているハザードマップなどを参考に、浸水想定区域について土地の取得前にしっかりと確認しておくことが大切です。
どのような自然災害に見舞われるか、すべてを予測することは非常に難しいことです。しかし、家を建てる地域がどのような災害に遭いやすいかを事前にリサーチし、万が一の時にリスクを軽減できるような家づくりを考えておくと良いでしょう。
そのほか、クラシスホームのホームページでは、平屋住宅のメリット・デメリットや選ぶ際に気を付けたいことなどもご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
>>>今、平屋住宅がブーム!人気の理由とメリット&デメリットまとめ
クラシスホームの平屋住宅で理想の暮らしを実現。施工例と暮らしのイメージを
クラシスホームではお施主様のご希望に寄り添い、平屋の家を考えている方にもさまざまな提案をさせていただいています。ここでは、平屋住宅で理想の暮らしを実現された家をご紹介します。
子どもから高齢者まで、安心して過ごせるバリアフリーな平屋
3世帯が暮らすこちらの家は、将来的なことを考えてバリアフリーで子どもから高齢者まで暮らしやすい平屋を採用。段差のないリビングや和室は、ご祖父様・ご祖母様が安全に過ごせる空間にしています。
長い廊下やつながりのあるLDKではお子さんが元気いっぱいに走り回り、広々と遊ぶことができる間取りに。中庭は和風になりすぎないようモダンテイストのテラスを設置するなど、三世代が心地よく過ごせる空間を実現されました。
自然と家族が集まる、広々としたLDK+庭スペース
「家族がそれぞれ好きなことをしながら、同じ空間にいられる家にしたい」という思いから、広々とした30畳のLDKを配置した家。
家族全員が集まることができるL字型のLDKは、リビングとダイニングの2方向が庭に面しており、外と内がつながる空間に。庭ではバーベキューをしたり、お子さんと一緒に遊んだりと、家族が同じ風景を共有できるコミュニケーションの場となっています。
外からの視線に配慮した、家族だけの贅沢なプライベート空間
邸宅のようなこちらの平屋は、ロックガーデンのモダンな雰囲気の庭を囲むようにLDKを配置。どの空間からも四季の移ろいや時間の流れを感じることができます。居住空間に囲まれた庭は、外部からの視線を気にすることなく、家族のプライバシーが守られた空間に。夜も美しい庭の景観が楽しめます。
子どもが素足で過ごせる、自然素材が心地良い家
緑豊かな庭に囲まれたS様邸は、天然木をあしらったナチュラルな外観に。広々としたLDKに面した大きな窓から庭を眺めることができるので、家族で季節の移り変わりを共有できます。素足で歩いても心地良く過ごせるように、床にはやさしい肌触りの無垢材を使用。
また、キッチンを腰壁で区切ることでリビングとのつながりを残し、造作デスクで勉強するお子さんの様子を見たり、声をかけてお手伝いを頼んだりと、家族のコミュニケーションが生まれる空間にしています。
書斎や談話室を設置して、おうち時間も充実
山をイメージしたというB様邸は、屋根形状を活かしてリビングの天井を舟底天井に。平屋でも広々とした空間に仕上げています。玄関をもう一つ造り、土間にソファを置いた談話室。家族やゲストと会話が楽しめるスペースとして活用されています。
また、談話室の階段を上ったロフトには書斎を設置し、仕事をしたり読書を楽しんだりできる空間に。ほどよいおこもり感があり、おうち時間の充実度を上げてくれます。
クラシスホームでは、お客様ひとりひとりの想いやライフスタイルを丁寧にお伺いし、アドバイザー・プランナー・インテリアコーディネーター・ホームエンジニアが一丸となって、皆さまの家づくりをサポートいたします。
お住まいが変われば暮らしが変わります。ご自身のライフスタイルに合わせた快適で豊かな暮らしを叶えませんか?
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