
INDEX
ご結婚をきっかけに、今後の住まいについて考えはじめたK様ご夫婦。最初は建売住宅を検討されたそうですが、畑になっていた奥様のご実家のお土地が使えることとなり、注文住宅での家づくりをスタートされました。
ご主人様「SNSなどで建築会社を調べて、他社さんとクラシスホームさんの4社で検討しました。先に他社さん3社へ相談に行ってプランや見積もりを提案してもらいましたが、納得するものが出てこなくて・・・。クラシスさんからの最初のプラン提案を見て『こういうのがよかったんだよ!』って思いましたね。」
奥様「1回目の提案から、間取りも外観ももう一目惚れして。2人の理想をはるかに超えてきました!予算内で2人のやりたいことが全部叶えられるのはクラシスホームさんだけでした。」
存在感を放つ三角屋根の外観デザイン。こだわりの家具や北欧のデザイナーズ照明が映える温かみのあるインテリアと照明計画。生活感のない空間づくりや、快適な家事動線を意識したレイアウト。感度の高いK様ご夫婦の好きとこだわりをつめ込んだ、統一感のある穏やかなお住まいが実現しました。
今回はそんなK様邸の間取りや外観、内装、K様ご夫婦のこだわりや想い、担当者目線のポイントなど、詳しくご紹介いたします!
”つながり”を意識、伸びやかな大空間を叶えた間取り

≪POINT≫
・ご家族構成:ご夫婦+猫1匹
・2つの庭と勾配天井によって広がりをもたせた開放的なLDK
・生活感のない空間づくり、こだわりのキッチンレイアウト
・空間に柔らかな表情を生むリビングのアール壁
・水まわりを直線状に配置した快適な洗濯動線
K様ご夫婦がまず最初に要望されたのは『20帖以上の広々としたLDKのある平屋』のお住まい。坪庭、快適な洗濯動線、冷蔵庫や家電が納まるパントリーなども希望されました。
2つの庭を備えたK様邸は、玄関やLDKに面して坪庭を配置。外観正面には坪庭を囲うように絶妙な高さの塀を設けたことで、外部からの視線を遮りつつ、室内からの視界は抜け、開放感をもたらしています。
プランナー「道路に面した2方向からの視線が気にならないよう心掛けました。カーテンをずっと閉めておかないといけない生活は避けたかったので、お庭を囲うようなレイアウトで、内と外につながりをもたせ、光の取り方にも意識しました。」
26.5帖の広々としたLDKは、高い勾配天井によってより開放感な大空間が実現。LDKを中心に各部屋へとつながる間取りを採用したことで、廊下を極力減らし、その分広い居住スペースを確保しました。家族が自然にリビングに集まるコミュニケーションが取りやすい設計となっています。
ご主人様「一番迷ったのはキッチンの位置ですね。生活感のない空間にしたいと思っていたので、玄関ホールからLDKに入ったときにキッチンが視線から隠れる配置にしたかったんです。調整してもらって、最終的に今の位置にしてもらいました。生活感がないような見え方が叶って満足しています!」
また、どこかに”アール壁”を取り入れたいと考えていたK様ご夫婦。プランナーからの提案で、リビングの一角にアール壁を取り入れました。リビングの裏側に位置するトイレの壁面にもアール形状が反映され、曲線の柔らかな表情がお住まいのアクセントに。
ランドリールーム兼脱衣室~洗面室~WICを直線状に配置。直線的な一つの流れで行き来が可能になり、短い移動距離で洗濯から片付けまで完結できる、快適な家事動線が叶いました。
三角屋根のシルエットが際立つアイコニックな外観



「三角屋根の平屋がいいですとお伝えしたら、担当のプランナーさんから今のデザインを提案してもらえて、一目惚れしました。」とK様ご夫婦。
玄関や坪庭を軒下に取り込むことで外観に奥行きとアクセントを加えつつ、プライバシーも確保しています。玄関まわりや軒天には木目を使い、白いタイル壁とのメリハリを演出。また、外壁の柱型の部分や門塀のタイルは素材を変えることでデザイン性を高めています。
奥様「通りすがりの方から『どこかの有名な設計事務所で建てたの?』って結構言われるんです。他とかぶらないようなデザインでとても気に入っています。」
リビング・キッチン・玄関の3方向に面した坪庭。塀を設けることで、外からの目線が届きにくいよう配慮しています。
ご主人様「正面に塀があるんですけど、ちょうどいい高さなんです。身長180㎝くらいの人でも外から室内が見えないんです。室内には光が取りこめるし、視線も抜けて開放的で。とても絶妙な高さに計算されています。」


リビングに面した南側の中庭は、屋根の一部を四角く切り取り、綺麗な陽だまりができるように設計。室内の明るさをしっかりと確保しながら、季節や時間に合わせた陽の入り方まで工夫しています。
ご主人様「住み始めて気付いたんですけど、冬は暖かい日差しが室内まで届き、夏の暑い日差しはほとんど入らないんです。担当プランナーさんがそこまで計算して屋根の切り取りを考えてくれたのかなと感じています。」
プランナー「季節による太陽の高度の変化は難しいところですが、陽の入り方を計算して、大きな窓を設けるときは軒の出し方まで意識して設計しています。」
落ち着きのあるジャパンディな玄関


ご主人様「正面に庭が見える、広々とした玄関スペースを要望しました。」
玄関正面に、天井まで高さのある大きなFIX窓を設置。玄関ドアを開けると坪庭の緑が迎えてくれます。
どこか和の雰囲気を感じるタイルを壁一面に採用。ご主人様こだわりのブラケットライトは、空間のバランスや光の見え方まで意識して、低めに設置しました。淡いベージュのトーンでまとめたインテリアの中に、ブラックの差し色を効かせた、落ち着きのあるジャパンディな空間にコーディネートしています。
勾配天井がもたらす広がりと温かみを感じるLDK



三角屋根の平屋という特性を活かして、高い勾配天井を採用したリビング・ダイニング。広さへのこだわりを反映した26.5帖のLDKに面して、2つの庭をレイアウト。採光を確保しつつ、縦への広がりと横への広がりを感じさせる、明るくて開放的な空間が実現しました。
室内はベージュトーンで統一し、落ち着いた温もりのある雰囲気に仕上げています。床材はエイジング加工を施したオークの挽板を採用。白っぽい色味に仕上がるので、北欧系が好きなお施主様に人気です。
ご主人様「僕たちはある程度インテリアのイメージを持っていましたが、インテリアコーディネーターさんから巾木を目立たない色にしてもらったり、室内ドアの色を木目から白に変えてもらったり、壁紙もアドバイスをいただいて。インテリアコーディネーターさんとの打ち合わせのおかげで全体にバランスの取れた統一感のある空間が実現できたと思います。」


勾配天井に沿うように大きな高窓を設置。勾配天井と中庭上部の軒天を同じ羽目板で揃えることで、外へのつながりと広がりを演出し、伸びやかな印象を生み出しています。

テレビ背面の壁はアクセントで塗り壁調のクロスを採用。テレビ上部には柔らかな光と存在感を抑えたデザインが特徴のダウンライトを取り入れ、他のデザイナーズ照明や間接照明とのバランスに配慮した照明計画としました。
また、K様邸はIoT(Internet of Things)を導入。声やスマートフォンからの操作で、どこにいても照明や家電の操作ができます。
ご主人様「Instagramとかで見かけて、アール壁もどこかに取り入れたいと思っていました。でも自分たちではどこに入れられるのか思い浮かばなくて、担当プランナーさんに何気なく『入れられるところないですよね』って聞いたんですよ。そうしたら、ここのテレビ背面に入れましょうって言ってもらえて実現できました!」

リビングと玄関をつなぐ扉はガラスドアを採用。ガラスにすることで視線が抜けて広がりを生み、閉鎖感のない空間づくりを意識しています。
ガラスドアからは、ホールのブラケットライトとK様ご夫婦が新婚旅行で行かれた思い出のモンサンミッシェルの真鍮アートが見えるよう配置。


奥様「キッチンもすごくこだわりたいポイントでした。デザインは海外のキッチンみたいなイメージで、空間に馴染むようベージュ系のカラーでまとめました。」
K様邸はタカラスタンダードのキッチンを採用、天板は人造石のフィオレストーンで高級感をプラスしています。キッチン背面には石目柄のタイルをセレクト。
キッチン照明は北欧照明メーカー”Louis Poulsen”のラジオハウスペンダントを取り入れ、柔らかな印象をもたせています。
キッチン前面(ダイニング側)に収納を設けたため、書類や日用品などはここに入れて生活感を閉じ込めています。
またパントリーを併設して、冷蔵庫や生活感の出やすい家電などはパントリー内に収納。パントリーはキッチンからだけでなくダイニングからもアクセスできる回遊動線になっているため、使い勝手も抜群です。
奥様「こだわりのキッチンスペースは、デザインや使い勝手はもちろん、キッチンに立ったときのダイニングやリビング・中庭への眺めもすごく気に入っています。以前より料理をする時間が好きになりました!」
ワントーンでまとめた上質な洗面室

凹凸のあるヘリンボーン柄のタイルが印象的な洗面台。カウンターは人造石のフィオレストーンを採用。細部までデザインにこだわった、造作のような洗練された仕上がりに。
ベージュ色のグラデーションでまとめられた空間に、真鍮のタオルハンガー・円型のミラー・壁面に採用した”NEW LIGHT POTTERY”のブラケットライトを取り入れ、柔らかで上品な表情をプラスしています。
水まわりとWICを直線でつなぐ快適な家事動線


脱衣室兼ランドリースペース~洗面室~WICを直線で配置し、洗濯後の片づけが短い距離で完結する快適な家事動線が実現。更に水まわりと寝室もつなげたことで、朝の身支度もスムーズに。
WICは衣類だけでなく、掃除機や日用品を置くためのスペースも確保。LDKからもアクセスが良いため出し入れしやすい便利な配置で、リビング収納としても活用されています。
折り上げ天井と間接照明が心地よい空間を演出する寝室

寝室は6帖という限られたスペースなので、窮屈に感じないよう広がりがほしいと希望されたK様ご夫婦。
ご主人様「最初は寝室も斜めの勾配天井にしようと話していましたが、寝るときにあまり天井が高すぎると落ち着かないと思い、プランナーさんに相談しました。そうしたら、折り上げ天井はどうですかと提案してもらえました。折り上げた部分に間接照明を取り入れてもらえたので、寝るときに上を向いても光が直接入ってこなくて眩しくないです。デザイン面でも機能面でも気に入っています!」
壁面は2色のクロスを採用、ゴールドの見切りを入れてデザイン性を高めています。ウィリアムモリスのカーテンがアクセントに。

グレーとベージュの淡いトーンでまとめたトイレ。ちょうどリビングのアール壁の裏側に位置するため、トイレの奥にもアール形状が反映され、柔らかで奥行きのある空間を演出。シンプルな造りでもデザイン性の高さを感じられます。壁面には埋込収納を設け、省スペースで使いやすい設計としました。
新居で迎えた愛猫を慈しむ癒しの時間

お住まいが完成して早速迎えた、エメラルドグリーンの目が愛らしい猫ちゃん。
ご主人様「元々2人とも猫が好きで、絶対に猫を飼いたいねって話していました。猫も暮らしやすくのびのびできるような空間を考えていたので。実際にリビングで猫が走り回ったり、いろんなところに登ったりして、リラックスしてる姿を見ると、家を建ててよかったと心から感じます。」
LDKの一角に置かれた”カリモクニュースタンダード”のシェルフの横には、猫ちゃん用通路を設置。通路の奥はランドリーにつながっています。他にもLDKとWICをつなぐ猫ちゃん用通路もあり、好きなときに好きなルートを行き来しながら、気ままにのびのびと過ごしているそう。
お住まいの完成と同じ月に生まれた猫ちゃん。愛猫とお住まいは同じ時を刻みながら、K様ご夫婦の暮らしに潤いをもたらしています。
空間づくりから生まれた、新しい暮らしの愉しみ

木目とベージュやアイボリーの色味でまとめ、間接照明の灯りが柔らかく包む、温かみのある室内。
“FRITZ HANSEN”のキャビネットや、”CARL HANSEN & SON”のYチェア、お気に入りの素材感豊かなダイニングテーブルなど、空間にしっくりと馴染んでいます。
勾配天井で高さがある分、2灯並んだダイニング照明の”Louis Poulsen”PH5ミニの存在感が際立ちます。
ご主人様「LDKのL字の間接照明は、2人とも相当気に入っています。光量的にももちろんいいですし、調光もできるので、自分たちのタイミングで好きな灯りを楽しめます。僕たちは一切考えていなかったのですが、初期の段階でプランナーさんからご提案いただいて。実際に暮らしてみて本当によかったと思っています。」
プランナー「北欧系のデザイナーズ照明がお好きというのはお聞きしていたので、そういったお好みに合った暮らしを意識すると、照明計画も採光もあまり明るくなりすぎなくてもいいのかなと思って。こだわりの照明が映えるよう、間接照明で照度をとるプランを提案しました。」
インテリアコーディネーター「K様ご夫婦は使いたい照明がほとんど決まっていたので、照度は通常よりもとっていないです。ほの暗い中でペンダントが光るのも綺麗なので、どこを主役にしたいかというのを明確にして、一番こだわりのものが綺麗に映えるように、照明を落としたり調光をつけたりと工夫しました。」
奥様「夜は灯りで愉しむことができます。間接照明だけ点けたときと、ペンダントだけ点けたときの雰囲気が全然違います。壁紙の色も夜と昼間だと全然違って見えます。ベージュに見えたり、グレーに見えたり、白に見えたり。光によって部屋の雰囲気が変わるのがすごく好きですね。朝陽だけ取り入れた空間の見え方もすごく好きです。光の当たり方や照明によってこんなにも変わるんだなって、そこも住んでみて気づきというか。今までに経験がない、新しい暮らしの愉しみを見つけました。」
お気に入りの家具や照明に囲まれて、光や季節の変化を感じながら、新しい家族やお花を愛でる豊かな暮らしを叶えたK様ご夫婦。
ご主人様「インテリアを考えたうえで家をつくっていくと、出来上がったときにより統一感のある空間になると思います。」
奥様「こういう暮らし方をしたいとか、こういう家事動線にしたいとか、暮らしのイメージを膨らませておくと、理想的な暮らしやすいお住まいが叶うと思います。あきらめなかったもんね、1つも。本当に夢がつまっています。」
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