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マイホームは人生の大きな買い物。「せっかく建てるなら、何十年先もずっと長く快適に暮らせる家にしたい」と考える方は多いのではないでしょうか。今のライフスタイルに合った間取りにしつつ、できれば将来シニア世代になったときのことも考えておきたいですよね。
そんな将来を見据えた家づくりで、いま幅広い世代から注目を集めているのが「平屋」です。階段のないフラットな動線は、子育てや共働きで忙しい今の家事負担をラクにしてくれるだけでなく、将来足腰に不安を感じるようになっても安心して暮らせます。
この記事では、シニア世代になっても快適に暮らせる平屋の間取りのポイントや、適切な広さの考え方について解説します。世代を超えて長く愛せる施工事例もたっぷりご紹介します。
シニア世代になっても快適に暮らせる平屋の広さや間取りは?
「自分たちに合った家の間取り」は、多くの方が最初に悩むポイントではないでしょうか。将来のことを見据えて考えるとなると、余計に迷ってしまいますよね。
シニアライフを迎えてからもずっと快適に過ごせる平屋は、どのような広さでどのような間取りが採用されているのでしょうか。
シニアライフを見据えて平屋の広さを決めるときのポイント
平屋の広さを考える際は、現在の家族構成だけでなく、将来の暮らし方も見据えて住まいづくりを進めることが大切です。
国土交通省の「住生活基本計画(全国計画)」では、豊かな住生活を送るために必要な住宅面積の目安として、二人世帯の場合は約75㎡(約23坪)とされています。
【出典】住生活基本計画(全国計画)(国土交通省)
URL:https://www.mlit.go.jp/common/001392030.pdf
一方で、子育て世代が建てる平屋では、家族が快適に暮らせる広さとして30坪〜35坪前後が検討されることが多いと言われています。
ただし、同じ坪数でも家族構成や暮らし方によって、使いやすさは変わります。加えて、将来を見据えて平屋づくりを考えるなら、「現在の家族が快適に暮らせる十分な広さをしっかり確保しつつ、将来的に無駄になる空間を作らないようにすること」が大切です。
つまり、現在必要な空間だけでなく、将来的な生活の変化にも対応できるよう、部屋数や収納量などをバランスよく考えることが重要になります。
<結局どれくらいの広さが最適なの?>
平屋に適した広さは、家族構成やライフスタイル、取り入れたい空間によって変わります。
例えば、夫婦2人でゆったり暮らしたいのか、将来的に家族が集まる場所を残したいのかによっても、必要な間取りは異なります。そのため、坪数だけを基準にするのではなく、「どんな暮らしを送りたいか」を整理することが、後悔しない住まいづくりのポイントです。
もし、まだ具体的なイメージができていない場合でもご安心ください。クラシスホームでは、お施主様が理想とする暮らし方を丁寧にお伺いし、ご要望を整理しながら、一人ひとりに合った住まいをご提案しています。
シニア世代になっても安心して暮らせる平屋の間取り例
シニア世代になったときも快適に過ごせて、なおかつ現在の暮らしも便利にしてくれる、そんな平屋ならではの間取りの工夫を紹介します。
少なめの部屋数
部屋の数を必要最低限に絞り、間仕切りの少ない大空間を作っておく設計です。仕切りを少なくすれば開放的なLDKで伸びのびと過ごせますし、将来は日々の掃除やメンテナンスの手間を最小限に減らせます。
ポイントは、今の家族構成やライフスタイルに合わせた広さを確保しつつ、将来の変化に柔軟に対応できる「可変性」を持たせておくことです。例えば、今は子ども部屋やゲストルームとして広く使い、将来はライフステージに合わせて使い方を変えられるようにしておきます。
寝室とトイレの配置
寝室とトイレの位置を近くに配置する間取りです。子どもが小さいうちの夜中のトイレの付き添いがラクになるだけでなく、将来自分たちが年齢を重ねて夜間にトイレに行きたくなったときも安心です。
回遊動線
行き止まりをなくす回遊動線もおすすめです。スムーズに移動できて現在の家事効率が格段に上がるほか、将来的に車椅子を利用することになった場合にも、方向転換がしやすく快適に過ごせます。
平屋の魅力とは?
ご自分たちに合った広さを検討し始めると、次に気になるのは「2階建てと比べて、平屋にはどんな具体的なメリットがあるのか?」という点ではないでしょうか。
平屋の魅力は、なんといっても「今現在の暮らしやすさが、そのまま将来の暮らしやすさに直結している」ことです。ここからは、子育て期からシニア期まで、長く恩恵を受けられる平屋ならではのポイントをご紹介します。
家族の気配を程良く感じられる
ワンフロアに生活空間が収まる平屋は、お住まい全体がゆるやかにつながります。階段で空間が分断されないため、別の部屋にいてもお互いの気配を自然と感じられるのが魅力です。
お子様が小さいうちは、家事をしながらでも様子が見守りやすく、安心して子育てができます。将来子どもが巣立って夫婦二人になった後は、「一人の時間を楽しみつつも、お互いの気配を感じられるので安心できる」という程良い距離感が、シニアライフの心地良い暮らしを叶えてくれます。
フラットな動線設計ができる
階段のないフラットな動線は、平屋ならではの特権です。重い荷物を運んだり、洗濯物を干したりする際に上下移動する必要がなくなります。
そしてこのフラットな設計は、将来自分たちがシニアになったときの足腰への負担や転倒リスクを軽減する、バリアフリーとしても機能します。今の家事負担を減らしつつ、将来の安全も確保できるのは平屋の大きな強みです。
世代を超えて長く愛せる平屋の施工事例
ここからは、世代を超えて長く愛せる平屋の事例をご紹介します。ぜひ理想の暮らしを叶えるヒントに役立ててください。
車椅子の家族も快適に暮らせるよう工夫された住まい

【基本情報】
■延床面積:153.33㎡(46.38坪)
■本体価格:3,309万円(2024年当時)
■主な特徴:車椅子の人が不自由なく使えるよう設計された間取り


鎧張りの木目と黒のガルバリウムが調和した平屋のお住まいです。高天井のLDKは中庭に面しており、視覚的な広がりと豊かな採光が日々の暮らしに心地よい開放感をもたらしてくれます。
駐車場からスロープでつながるアプローチや、車椅子でもゆとりを持って通行できる玄関ホールなど、将来の暮らしを見据えた工夫が随所に散りばめられています。このゆとりある動線は、将来車椅子が必要になったときはもちろん、現在ベビーカーの出し入れや大きな荷物を運ぶ際にも便利です。
玄関には誰でも使いやすいよう、腰掛けられるベンチを設けました。足腰に不安を感じやすい年齢になったときに便利なほか、子どもに靴を履かせるときにも重宝します。
トイレは大開口の扉を採用することで、将来介助が必要な際もスムーズに動ける動線になっています。

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価格・施工実例|鎧張りの木目と漆黒のガルバリウム鋼板が紡ぐ住まい
世代を超えて心地よく過ごせるバリアフリーな平屋の間取り

【基本情報】
■延床面積:144.25㎡(43.63坪)
■本体価格:3,350万円(2017年当時)
■主な特徴:部屋の段差を極力省いた間取り

中庭を囲むコの字型の設計が特徴的なお住まいです。お部屋はバリアフリーを意識して、リビングと和室の境界に段差を設けないフラットな設計にしました。小さな段差がないため、歩いていてつまずく心配がありません。

モダンなテイストの中庭は、お施主様家族がのんびり過ごせるくつろぎの場に。山から植栽したヤマモミジは、秋になると鮮やかに紅葉し、季節の移ろいを楽しめます。
また、こちらの住まいは全館空調システムを採用しています。全館空調システムとは、1台または数台のエアコンからダクトを通して全ての部屋に空気を送り込む仕組みで、家中の温度を一定に保つことができます。家全体の温度差がほぼなくなるため、ヒートショックのリスクを軽減できて安心ですね。

住まいの詳細をまとめた家づくりマガジンでは、世代を超えて快適に暮らすためのアイデアがまとまっています。ぜひご覧になってください。
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家づくりマガジン|三世代が週末同居で心地良くくらすバリアフリーの住まい
ミニマルながら十分に広さを感じられる住まい

【基本情報】
■延床面積:86.54㎡(26.17坪)
■本体価格:1,970万円(2024年当時)
■主な特徴:ゆとりを感じられる空間設計、家全体のつながりを大切にした間取り

延床面積約26坪というサイズ感ながら、都会の喧騒を忘れる開放感を実現した住まいです。お施主様はセカンドハウスとして使うことを想定して建てられましたが、ご夫婦二人での生活をイメージしたときに参考になる要素が凝縮されています。

特に注目したいのが空間の区切り方です。壁で完全に仕切るのではなく、造作柱や小上がりを用いることで、視覚的な抜け感を保ちながら各スペースに奥行きを持たせています。
また、こちらの住まいは勾配天井を採用しています。屋根の形に合わせて天井を斜めにすることで、縦への広がりを出しています。こうした間取りの工夫によって、同じスペースでもより広さを感じられるようになりました。

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価格・施工実例|借景を望む週末住宅
ネコちゃんと暮らす時間を満喫できる住まい

【基本情報】
■延床面積:145.00㎡(44.01坪)
■本体価格:2,648万円(2023年当時)
■主な特徴:ペットのネコが快適に過ごせる工夫を凝らした間取り

続いては、飼っているネコちゃんと楽しく過ごせることをテーマに建てられた住まいを紹介します。
日当たりの良い廊下には、キャットウォークを兼ねた造作棚を配置しました。丸い穴を潜り抜けるネコちゃんの姿を楽しめる遊び心と、機能的な収納力を両立させています。


また、回遊動線の間取りも大きな特徴です。寝室からウォークインクローゼットを経てLDKへつながる動線は移動もしやすく、家事にかかる負担を少なくしてくれます。
詳細をまとめた家づくりマガジンでは、ネコちゃんのために工夫した点をまとめています。ペットとの時間を大切にしたい方はぜひ参考にしてみてください。
▼この事例をもっと詳しく知りたい方はこちら
家づくりマガジン|猫も人も心地いい、ガレージとプライベートテラスのある平屋の住まい/岐阜県各務原市H様邸
趣味のゴルフを満喫できるスペースを設けた住まい

【基本情報】
■延床面積:145.50㎡(44.01坪)
■本体価格:2,416万円(2020年当時)
■主な特徴:ゴルフの時間を楽しめる練習室

シニア世代の方のなかには、自分の住まいで趣味の時間をじっくり楽しみたいと考える方も多いかもしれません。そんな方におすすめしたいのが、住まいに趣味用のスペースを設けることです。
こちらの住まいには、8.5帖の広さと3.5mの天井高を確保した本格的なゴルフ練習室が設けられています。これだけ十分な高さがあれば、ストレスなくゴルフに打ち込めそうです。
こうした趣味のための部屋を取り入れた間取りも、注文住宅ならではの特徴と言えます。

LDKは落ち着いたウォールナットの床材に間接照明を合わせ、洗練された空間を演出しています。アイランドキッチンの背面には天井高の大容量収納を設けるなど、生活感を抑えつつ視覚的な広がりを感じさせる間取りになっています。

事例を詳しくまとめたページでは、坪庭を望む開放的なリビングの様子もご紹介しています。ぜひご覧ください。
▼この事例をもっと詳しく知りたい方はこちら
価格・施工実例|坪庭へと続く路地アプローチの家
家族が長く快適に暮らせる平屋づくりのポイント
これからの時間を心地良く安心して過ごすために、お住まいの設計で注目したいポイントを紹介します。
高い天井や大きな窓を設けて開放感を高める
コンパクトな平屋でも、天井を高くしたり大きな窓を設けたりすることで空間を広く見せられます。屋根の形状を活かした勾配天井は上方向への広がりを生み、大きな開口部は外の景色を室内の延長のように感じさせ、のびやかな空間を実現できます。
家族の程良い距離感を大切にする
家族みんなが豊かに過ごすための工夫として、お互いの気配を感じつつ、それぞれの時間を尊重できる設計が選ばれることも多いです。引き戸などを活用すれば、その時々の気分やライフスタイルの変化に合わせて、空間を自由に使い分けることができます。
生活動線をコンパクトにまとめて移動を楽にする
家事の移動を減らすため、キッチンや洗面所などの水回りは近い場所に集約しましょう。調理しながら洗濯を済ませられるような効率の良い配置にすれば、お住まいの中を無駄に行き来する必要がなくなります。
将来を見据えて段差のないフラットな空間にする
長く安心して暮らすためには、将来を見据えたバリアフリー設計が欠かせません。お住まいの中の段差をなくして転倒リスクを減らすとともに、廊下や出入り口の幅を広めに確保しておけば、車椅子を利用する際もスムーズに移動できます。
お住まいの中を一定の温度に保てる環境を整える
冬場に暖かい部屋から寒い脱衣室へ移動した際の急激な温度変化は、身体に大きな負担を与えます。建物の断熱性や気密性を高め、お住まい全体の温度差を少なく保つことで、どこにいても心地良く過ごせます。冷暖房効率が上がり、光熱費を抑えられる点もメリットの一つです。
中庭や坪庭を設けて暮らしに四季を取り込む
地面と近い距離にある平屋だからこそ、中庭や坪庭を設ければ、お庭の緑や四季の移り変わりを身近に楽しめます。日当たりや風通しも良くなり、穏やかに過ごせる特別な空間になるはずです。
リビングと繋がるウッドデッキやテラスを設けるのもおすすめです。室内外をゆるやかに繋げてセカンドリビングのような使い方もできます。
平屋に関連したよくある質問
ここからは、平屋に関するよくある質問について、お答えします。
将来シニアになったときを見据えた家づくりで平屋を選ぶメリットとデメリットは何ですか?
メリットは、フラットな動線による身体への負担軽減や、お互いの気配を感じやすい距離感、将来のメンテナンスのしやすさです。
デメリットは、2階建てと同じ延床面積を確保するために広い敷地が必要になる点や、周囲の環境に応じた日当たりや防犯面への配慮が求められる点です。特にシニア世帯の住まいは空き巣の標的にされやすい傾向があるため、防犯には特に注力する必要があります。
平屋と2階建てはどちらが安いですか?
同じ延床面積なら、基礎や屋根が広くなる平屋のほうが建築費用は高くなる傾向にあります。しかし、平屋は階段や廊下が不要な分、コンパクトな面積で同じ利便性を確保できます。「30坪の2階建て」と同等の暮らしやすさを「25坪の平屋」で実現するなど、お住まい全体の面積を抑えられれば、トータルの費用は平屋のほうが安くなるケースも少なくありません。
理想の平屋の間取りで、今もシニアになっても豊かに暮らせる住まいを実現しよう
将来シニア世代になっても快適に過ごせる平屋を建てるためには、これからのライフスタイルを見据えた間取りを考えることが大切です。
クラシスホームでは、丁寧なヒアリングを通してお客様に寄り添い、長く安心して暮らせる高い性能を両立したお住まいを一緒に考えていくスタイルを大切にしています。もし「どのような間取りが良いのか」「どれくらいの広さが必要か」がわからなくても、どうぞご安心ください。
東海・関西エリアには、デザインや暮らし心地を体感していただける様々なコンセプトのモデルハウスをご用意しております。理想的な暮らしのイメージを具体的な形にするために、ぜひお近くのモデルハウスまでお気軽にご来場ください。スタッフ一同、心よりお待ちしております。