
2025年1月、名古屋市立鳴海中学校の10名の生徒さんが「職場体験学習」に来てくれました!
クラシスホームでは、社会貢献活動の一環として子供たちに「働くこと」への関心・意欲を高めるため、教育現場における「職場体験学習」に協力しています。
「職場体験学習」とは

目的や進路の意識が希薄なまま進学する若者、進路・職業の選択を先送りにする若者が増えている背景を受け、自身のありたい将来像をイメージし、その実現のために必要な力や進路について主体的に考えるきっかけとするために、中学生の時期から様々な職場での社会体験を通して、「働く大人」と接し、前向きな勤労観を育む学習のことです。
今回は「職場体験学習」として生徒のみなさんにクラシスホーム緑店へお越しいただき、お仕事の紹介・モデルハウス見学・内装コーディネートの体験をしていただきました!
それでは、クラシスホームのスタッフが中学生のみなさんに体験していただいた内容を一部ご紹介します。当日は、営業1名、プランナー(営業設計)1名、インテリアコーディネーター1名の計3名で行いました。
仕事にまつわる色々なお話 ~会社・職業紹介~
まずは職業についての説明として、以下の点についてそれぞれスタッフがお話しました。
● クラシスホームの家づくりについて
● プランナーの仕事紹介
● インテリアコーディネーターの仕事紹介
● 仕事のやりがいや楽しさについて
● 仕事で求められるスキルや適性について



真剣に話を聞いて、メモを取る生徒さんたち。
皆さんが興味のある職種の人気No.1はインテリアコーディネーター!現場監督の仕事に興味のある生徒さんもいました。
住空間を体感しよう ~モデルハウス見学~

次は場所を少し移動して、クラシスホーム緑店のモデルハウスB棟を見学!間取り・素材はもちろん、陽の入り方や室温など、クラシスホームが手掛けた実際の空間を体感していただきました。

プランナーは生徒さんたちにリビングのソファに座ってもらって、リビング空間を体感してもらいながら、モデルハウスの設計を解説。
プランナー「日当たり条件・近隣の建物や環境によって、設計もガラッと変わります。ここは南側にガソリンスタンドがあるので、自分の建物で南側からの目線を完全にシャットアウトする設計にしています。その際、太陽の高さって夏と冬で変わるので、一年通して南側からの日差しがここのリビングまで届くように計算して、南側の建物を少し低めにしています。リビングがもっと広々と感じるように中庭をつくって、床と外の段差を減らすことで、外なんだけど中のように見える”つながり感“っていうのを意識して設計しています。ソファはテレビの方に向けるのではなく、あえて中庭へ向けることで、家族で会話しながらお庭の景色や”つながり感“を眺める暮らし方をご提案する配置になっています。」
ソファの位置の意図を聞いた生徒さんたちは「あぁ!」と理解を深めた様子。設計の面白さや奥深さを感じてもらえたら嬉しいです!


インテリアコーディネーター「ここは寝室です。さっきまでのお部屋の床はフローリングでしたが、ここはカーペット。絨毯敷きだとやっぱり暖かい感じがするので、寝室にはすごく人気があります。寝室の奥にはバルコニーがあります。こういう窓の大きさとか形とかは、プランナーさんが決めていきます。光がどれだけほしいかとか、あと建築の法律で窓をこれだけ作らないといけないよっていう決まりもあるので、プランナーさんや設計士さんはそういうお勉強もしています。」

生徒さん「エアコンがないのに暖かいのはなぜですか?」
営業「各お部屋にエアコンを取り付けているお住まいが一般的なんですが、ここの建物は収納の中とか天井の中に大きな空調システムを入れて、そこから各お部屋に暖かい空気や涼しい空気を送って、お家の中全体を一定の室温に保っています(全館空調)。見た目もスッキリしますし、一般的にエアコンを設置しないトイレや洗面まで一定の室温になるので、快適性能は抜群にいいです。でもお家の中全体を暖めたり涼しくしたりするとやっぱり電気代は少し高くなってしまうので、どちらを重要視されるのかをお客様と相談しながら決めていきます。」

プランナー「基本的にはタイルって下から貼り上げていきますが、何も考えずに貼っていくと一番上で綺麗に納まらなかったり、バランスが悪くなったりします。これをどれくらいの幅で貼り上げたらどうなるかっていうのを現場監督が考えます。ギリギリ入らない場合は、ここら辺からここら辺まで1㎜ずつ削っていくなど、微調整をすることもあります。お客様が選んだ素材を最大限綺麗に見せるにはどうすればいいのか、っていうことを考えていますね。」

生徒さん「ここのキッチンは、洗うところとコンロが離れていて間に通路がありますが、うちはそういう風になってないんですけど、どっちの方が便利なんですか?」
プランナー「そこが難しいんです。1人で料理や洗い物をすることが多いならここのキッチンは便利です。ただ夫婦や親子など2人以上で作業するとなると、、、例えばここでお母さんから洗い物手伝ってって言われたら?(実際に生徒さんに立ってもらって体感)狭いよね?ここの通路は1人で作業しやすい幅に設定しているので、2人で作業する場合は横に並んだ方が便利。調理中に家族が後ろを通ることが多いなら、もう少し通路の幅を広くした方がいいかなとか、そういうのもお客様に聞きます。
なので、全ての人にとってどれが一番いいですかと聞かれると、正直わかりません。お客様一人ひとりにとってどの形が便利かは違うので、普段料理って誰がよくしますか?どう暮らしたいですか?っていうお話を丁寧に聞き取りして、そのご家族に一番おすすめの形をご提案していきます。」

自由時間になると、「楽しい!」「すごい!」「おしゃれ!」と思い思いに空間を楽しむ生徒さんたち。中には「将来の夢はインテリアコーディネーター系がいいなって考えています。」とお話してくれた生徒さんも。スタッフに質問をしたり、じっくり空間を感じたり、細かな仕様を確認したり、積極的に学ぶ姿勢がとても印象的でした。
内装コーディネートをしてみよう ~職業体験~
ここからは実際にアーキトレンド(3D建築CADソフト)を使って、内装コーディネートを体験してもらいました!
まずは操作方法の説明からスタート。



今回は、先ほど見学した緑店モデルハウスB棟の2階子ども部屋をコーディネートしてもらいました。勉強机・椅子・ベッド・2段ベッド・観葉植物などのインテリアを自由に配置して、自分だけの空間づくりを体験します!家具やインテリアなどのアイテムの動かし方・向きの変え方など、スタッフがレクチャーしながら進めていきました。
少し時間が経てば生徒さん全員がソフトを扱えるように!吸収力の良さにスタッフ一同驚きでした。



家具の配置が完成した生徒さんから、壁紙や床の色を変えたり、他のたくさんのアイテムから家具やインテリアを選んだり、コーディネートのレベルアップにも挑戦!
高級感のある空間や、ピンクベースの可愛らしい空間、配色にこだわったお洒落な空間、水槽やハイセンスな雑貨を取り入れたシックな空間など、それぞれが思い描く内装コーディネートが完成しました!
職場体験終了 ~ランチタイム~
職場体験が終了したら、みんなで楽しくランチタイム!
お友達とお話をしたり、スタッフに質問したり、今日の体験をメモにまとめたり、時間が足りなかった生徒さんはアーキトレンドで引き続き内装コーディネートをしたりと、それぞれの時間を過ごしていました!


【生徒さんからの質問の一部をご紹介します】
Q.2025年に入ってから注文住宅の依頼は来ましたか?
A.はい、だいたいひと月に100棟ずつくらいご注文いただいています。
Q.ここの店舗には何人くらい従業員がいますか?
A.現在は緑店で約150名ほど、会社全体だと約550名ほど働いています。
Q.これまで担当されたお住まいで、一番多く注文されたテイストはありますか?
A.テイストは本当に皆さん違うのでなかなか1つに絞るのは難しくて、可愛い感じのお家もあるし、海外のようなお家もあるし。でも割とカッコイイ感じのお家が多いかなと思います。
さいごに
スタッフから「皆さん今日は楽しんでもらえましたか?」と質問すると、「はい!」と元気よく返事してくれた生徒さんたち。
今日の体験が皆さんにとって、仕事を知る・興味を持つ・将来の夢を考えるなど、少しでも何かの”きっかけ”を作る時間になれていたら、私たちもとても嬉しく思います!
参加してくださった生徒のみなさん、楽しい時間をありがとうございました!
