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お客様とともに進める家づくりこそ、ホームエンジニアの醍醐味

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お客様とともに進める家づくりこそ、ホームエンジニアの醍醐味

昨今、住宅メーカーにおける職種として、しばしば耳にする「ホームエンジニア」という仕事。一般的には、営業や現場監督と類似したイメージを抱かれることが多い職種ですが、その仕事は多岐にわたり、各社それぞれに担う役割や職域はさまざまです。

それでは、クラシスホームにおけるホームエンジニアとは、どのような仕事を行っているのでしょうか。お施主様の思いに寄り添い、つくり手たちが心を一つにして理想の住宅を実現できるよう、陣頭指揮を執るクラシスホームのホームエンジニア。今回は、その一人である備前優さんに、仕事を通して感じる喜びや、家づくりにかける思いを聞きました。

仕様の打ち合わせから引き渡しまで、一貫してお客様に寄り添う窓口

――ホームエンジニアとは、どのような仕事なのでしょうか?
ホームエンジニアの定義というのは会社によってさまざまで、いわゆる営業職として最初の窓口を務める人を指す場合もあれば、建築現場を管理する現場監督を指すケースもあります。例えば現場監督を指す場合、一般的には現場での安全性や品質の確保、工程や原価の管理などが主な業務となります。そのため、現場監督の役割を担うホームエンジニアが、直接お施主様と仕様の打ち合わせをするということは稀です。お施主様の窓口と現場の担当が切り分けられていると、打ち合わせの内容は伝言ゲームのように現場へ伝わり、わずかなズレが生じる可能性もあります。
そこでクラシスホームでは、お施主様の思いや完成のイメージとのギャップが生じないために、打ち合わせを重要視。間取りが決まった後、仕様を決める打ち合わせの段階からホームエンジニアが一貫して担当し、お施主様と直接対話をしながら、現場を取り仕切って進めています。

――具体的にはどのような業務を行うのでしょうか?
お施主様との打ち合わせに加え、一般的に現場監督が担う役割を全般的に行います。コーディネーターなど各分野の自社スタッフ間の取りまとめ、予算管理、工程、スケジュールの管理、施工現場の監督など多岐にわたります。すべての工程においてお施主様と直接お話をしながら、各専任者と思いを共有できるため、お施主様がもつイメージをそのまま具現化することができるのです。

――ホームエンジニアという仕事の難しさや壁を感じる部分はありますか?
私自身が年間に担当する物件数は平均して15件ほどあり、複数の物件が同時進行している状況です。
また、住宅に対するお客様の理想が年々多様化していることもあり、クラシスホームが手がける住宅も、こだわりいっぱいの個性的な物件が増えています。お施主様の思いを細部にいたるまで吸い上げ、その思いの丈をマイホームとしてカタチにしていくため、契約から引き渡しにいたるまでの打ち合わせ回数が多く、長期におよぶ物件が多いのもクラシスホームの特徴です。件数が多くても、一件一件、お施主様や現場とのコミュニケーションを大切にしたいという思いが強いため、時間のやりくりが悩みの種ですね。
そこでクラシスホームでは近年、施工管理アプリなどを導入し、業務の効率化にも取り組んでいます。物件ごとに協業する業者とグループチャットを作り、図面や工程表の変更、更新をリアルタイムで共有。情報交換なども可能です。こういった便利なツールなども活用しながら、お施主様の思いを迅速かつ正確にチーム全員で共有し、現場の効率化を図ることで、現場とのコミュニケーションに注力しています。

モノづくりが好きな幼少期。インテリアの興味と相まって建築の道へ

――ホームエンジニアという仕事に興味を抱いたきっかけは?
もともとモノづくりが好きで、保育園を卒園する時には将来の夢に「大工さん」と書いていたほど。高校時代になると、インテリアにも興味が高まったこともあり、建築関係の道へ進みたいという思いを胸に専門学校へ進学しました。
建築系の専門学校の中の大工科に進んだのですが、実際に職人としての大工をめざす人と、現場管理を担う役割をめざす人が、およそ半数ずついましたね。学校では大工の実習を行ったり、建築士の勉強をしたり。建築にまつわる幅広い知識を得る中で、自分自身は家全体に関わる仕事に就きたいと考え、現場管理に関する学びを深めました。卒業後は春日井市の工務店に就職し、現場監督を担当。クラシスホームにおけるホームエンジニアに近い職務を担っていました。

――学生時代や前職での経験の中で、今に生きていることはありますか?
学生時代、初歩的な内容ではありますが、設計の知識から大工作業にいたる実習まで経験できたことは、各分野の方と広くコミュニケーションを図る際に役立っていると感じます。
また、前職時代は現場管理者でありながらも、研修などを通じて設計を学び、実践する機会に多く恵まれました。この時に考え、身に付けた設計士視点を持つという意識は、今の自分にとって大きなアドバンテージになっていると感じます。

ポリシーは、お客様の想像を超える提案のため、常に感度を高めること

――ホームエンジニアとして喜びを感じるのは、どのような瞬間ですか?
クラシスホームの場合、引き渡しから1年後以降の点検・メンテナンスは、カスタマー・サービスが担当するのですが、完成後の6カ月点検はホームエンジニアがお邪魔するんです。
建築中は、どのようにお施主様の理想を具現化するかと悩むことも多いため、この6カ月点検の時に、実際に暮らし始めたお施主様と再会する瞬間は楽しみと不安な気持ちが交錯します。「クラシスホームにお願いして良かった」など、喜びの声を聞くことができたときは、すべての不安が吹き飛びますね。

――特に印象に残っているお施主様とのエピソードはありますか?
クラシスホームに入社して3年ほど経った頃に、DIYが趣味で家づくりにとても熱心な、こだわりの強いお施主様を担当しました。その方は、現場に何度も足を運んでくださり、大工さんを交えて現場で意見交換を重ねるなど、非常に主体的に家づくりに関わってくださいました。
多方面で情報を収集され、自分の思いに落とし込んでお話をしてくださるので、私自身も勉強になることが多く、楽しみながら完成までの日々を過ごしたのを覚えています。そのお施主様が、引き渡し後のアンケートに私たちのことを「戦友です」と書いてくださって。ともにつくり上げることができたという満足感を共有できていたのだと、すごく嬉しくなりました。

――現場を取り仕切るホームエンジニアとして、心がけていることはありますか?
ホームエンジニアにも個性があり、さまざまなタイプがいると思います。進行管理をしながら、現場を統括するためには、時に厳しいことや言い難いことを言わなければいけない場面もあると思います。でも、私自身は常に大工さんなど、現場の職人の方たちへのリスペクトを持ち、教えていただきながら一緒につくり上げるという気持ちを大切にしています。
時間が許す限り現場を訪れ、職人の方々と顔を合わせ、話をする機会を多く持つようにしています。また、工程を作成する際にも、単に期限通りに進めることを重視するのではなく、職人さん同士が負担を感じず、仕事がしやすい環境が整うように各工程を作成するように心がけています。

――お施主様にとって、より満足度の高い住まいを実現するために、工夫していることはありますか?
内装関係はコーディネーターなど、それぞれ専門分野に関する担当者は決まっているのですが、お施主様と接する機会が一番多いのが、私たちホームエンジニアです。そのため、打ち合わせの中で、例えば内装のことや外装のイメージなどに関して相談されたり、意見を求められたりすることも多々あります。どういった視点からアドバイスできるか、どういった選択肢をご提案できるかということは、ホームエンジニアの手腕が問われる場面でもあるのです。
最近は、SNSなどを通じて世の中に情報が溢れていることもあり、デザイン面などに詳しいお施主様が増えています。住宅に関する幅広い情報をしっかり収集し、時代感も含めて感度を高めておくことで、お施主様の想像を超える提案ができるように力を尽くしたいですね。

自由度の高いクラシスホームの家づくりは、管理者としても新たな挑戦の連続

――クラシスホームのホームエンジニアであるということの優位性、やりがいはどのような点に感じますか?
当社では、自由度の高い家づくりを提案しているため、これまで使ったことのないような部材を要することも少なからずあります。また、近年は店舗併用型の住宅など、特殊な物件を担当するケースも増えています。事例がない部材や手法を取り入れる場合は特に、細部にいたるまで検証を繰り返し、どういうメリット、デメリットがあるのかをしっかり下調べすることが重要です。大変なこともありますが、それ以上に、新しい境地に挑戦できるということは、自分の経験値を積むことにもつながりますし、お施主様の選択肢を増やすことにもつながると感じています。

――これから家づくりを検討されている方へ、メッセージをお願いします。
家を建てるということは、多くの方にとって一生に一度のことだと思います。だからこそ、お施主様に心から満足していただけるよう、私たちも臨機応変に、できる限りお施主様の思いに寄り添いながら家づくりをしていきたいというのが願いです。
ただ、もちろん工程によって、申請や構造に影響することなどは変更できない場合もあります。特にクラシスホームでは、契約から引き渡しまでじっくり時間をかけて進めていくケースが多いので、進行途中に追加のご要望が出てくることもしばしばあります。
後々、希望の条件を諦めざるを得ないということがないように、些細なことでも構いませんのでなるべく早い段階で希望や疑問をすべてぶつけていただきたいです。そうすることで、どういう方法なら可能かということを一緒に検証していきながら、お施主様の願いを一つでも多く盛り込んでいきたいと思っています。
お任せいただくという気持ちにもやりがいを感じますが、お施主様にもより主体的に、一緒につくり上げていくというイメージを持っていただくことで、お施主様ご自身の住まいへの愛着がより深まるような気がします。


【Profile】
ホームエンジニア 備前 優さん
長野県塩尻市出身。幼い頃からモノづくりが好きで、建築に関わる職業を目指し、名古屋にある建築系の専門学校へ進学。卒業後、春日井市の工務店に勤務した後、6年ほど前にクラシスホームへ入社。プライベートでは妻と1歳の娘と3人暮らし。そろそろ、自身も「マイホームを!」という思いが膨らみ始め、理想の住まいを妄想中。一家の主として、土地を購入する、住宅を建てるということの重みを実感するなかで、「お施主様が家づくりにかける思いやこだわりに対して、共感する気持ちがこれまで以上に大きくなりました。自分のことのように、一件一件に思い入れを持って向き合っています」とのこと。


クラシスホームでは、お客様ひとりひとりの想いやライフスタイルを丁寧にお伺いし、アドバイザー・プランナー・インテリアコーディネーター・ホームエンジニアが一丸となって、皆さまの家づくりをサポートいたします。
お住まいが変われば暮らしが変わります。ご自身のライフスタイルに合わせた快適で豊かな暮らしを叶えませんか?
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