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お子様が小学校にご入学するタイミングに合わせて新しい家での暮らしがはじめられるよう逆算して家づくりをスタートされたH様ご夫婦。
「ちょうどその時期にコロナ禍で家にいる時間が増えたこともあって、お家で過ごす時間をもっと豊かにしたいと思い始めました。それがマイホームへの想いを後押ししてくれました。」と奥様。
土地探しを進める中で偶然出会ったこちらのお土地は、広さも条件も価格も理想的。そして、竹林を見下ろすこのロケーションが決め手になりお土地を決められました。
緑豊かな借景を取り入れた家づくりをコンセプトに、敷地が細長いことから「どうすればこの土地を活かしながら生活しやすい家になるか」を考慮。和モダンをベースにアジアンリゾートの要素を散りばめ、ピットリビングでラフに寛げるお住まいが実現しました。
今回は、そんなH様のお住まいを詳しくご紹介いたします!
土地形状と緑豊かな立地を活かした間取り
≪POINT≫
・ご家族構成:30代ご夫婦、お子様2人
・土地形状と緑豊かな立地を活かした間取り
・回遊性をもたせ水まわりを集約、快適な家事動線が実現
・ピットリビング(ダウンリビング)でメリハリのあるLDK
奥行きのない間口の広い土地形状に合わせて設計されたH様邸。裏手に広がる竹林を活かし、玄関正面やキッチン前、リビングなど、自然の風景を暮らしに取り込むよう計画しました。
玄関からLDKの間には、脱衣室・ランドリールーム・洗面などの水まわりを集約し、快適な動線を実現。ランドリールームとウォークインクローゼットを隣接させたことで、室内干しで乾いた洗濯物も最短距離で片づけることができ、家事の負担を軽減できます。またクローゼット~パントリー~キッチンへと抜けることができ、家の中をぐるりと回遊できるため、行き止まりがなくスムーズに行き来できます。
リビングは一段低くしたピットリビング(ダウンリビング)を採用し、ダイニング・キッチンとのつながりをもたせながらも、ゆるやかに空間を仕切っています。
重心の低い和モダンの外観
塗り壁とタイル・鎧張りの天然木を採用し、裏手に広がる竹林の風景に馴染む色合いでまとめ和モダンの外観。平屋と2階建てのBOXを組み合わせたシルエットが特徴的。色の組み合わせや木目の貼り方にこだわり、担当プランナーと調整を重ねて現在の姿が生まれました。
一枚の絵画のように竹林が映える玄関
ドアを開けると、正面に設けた大きな窓から緑が迎えてくれる玄関。裏手に広がる竹林の風景を活かしながら、視線が窓の外へと抜けることで、奥行きと抜け感を演出。モルタルで仕上げた土間とホールの段差を低めにして色のトーンも合わせ、さらにシューズボックスを浮かせることで、より奥への広がりを感じられるよう工夫されています。
アジアンリゾートを思わせる造作洗面台
間口の広い土地を活かし、玄関からLDKまで廊下を長めに取る間取りを選択されたH様邸。LDKまでの空間に期待感や遊びの余裕が生まれています。
玄関からリビングへ向かう動線上の廊下に設けた造作洗面台は、帰宅時の手洗いが自然と行える配置としました。来客時にも見られる位置にあるため、個性を感じる表情豊かなガラスタイルや間接照明を組み合わせて、アジアンリゾート風の雰囲気が漂う美しいデザインに仕上げました。
憧れのアイランド型を採用したダイニング・キッチン
キッチンは奥様が憧れていたグラフテクトのアイランドキッチンを採用。ダイニングテーブルと一体型のデザインは存在感があり、お家の中心的存在になっています。キッチンとダイニングはフラットにつながっているため、食事の準備や片付けもスムーズに行うことができます。
キッチンの正面には大きな窓が設けられていて、明るい自然光や窓の外に広がる緑豊かな景色を楽しみながらお料理ができるそう。
ダークブラウンやグレーなど深みのある色でまとめられたLDK。キッチンからリビングまで連なる木目の折り下げ天井が、より落ち着いた雰囲気を演出しています。全体のバランスを考慮し、キッチン収納は薄めのグレーをセレクト。
ダイニングキッチンの横には、お子さんの宿題やお絵描きに使えるスタディカウンターを設置。キッチンやリビングからも目が届きやすく、お料理をしながら様子を見守ることもできます。また家事スペースとしても使いやすい配置で、フレキシブルに活用できます。カウンター正面の壁はマグネットボードを採用したため、学校からのお便りやお子様の作品を飾ったりと大活躍。
ラフにゆったりと寛ぐピットリビング
ピットリビング(ダウンリビング)を採用したH様邸。床面が下がっていることで、他の空間から程よく独立感があり、落ち着きのある印象に。ソファなどの家具を置かずに広々と使えるようカーペット張りを採用し、どこでもラフに過ごせる寛ぎ空間にしました。ダウンリビングによる段差を活かして、窓辺にはベンチのように腰かけることもできるフローリングスペースを配置。カーペットの上に寝転がったり、窓辺に腰掛けたり、家族が思い思いに寛げる自由度の高いリビングが実現しました。
テレビの背面には大判タイルをアクセントに貼り、LDKを重厚感のあるシックな仕上がりにしています。
ノスタルジックなペンダントライト。お子様が眠りについた後は、ペンダントライトの明かりのみにしてご夫婦で映画を楽しまれています。
リビングの一角にアイアン手摺を設け、あえて行き来を制限するような設えに。空間にメリハリが生まれ、ただ広いだけではなく遊びの余裕も感じられます。
階段下のデッドスペースを有効活用
鉄骨階段も魅力的に思ったそうですが、階段下を活用できるひな壇階段を選ばれたH様。
階段下に設けられた空間は、お子様のおもちゃの収納として活用しています。収納の手前をキッズスペースとすることで、遊んだ後すぐに片付けができる配置に。
ゆとりある踊り場を設け、アート作品を飾るのが楽しいと奥様。奥様の妹さんが描かれた作品が飾られています。
奥行きを感じる2階廊下
ヘリンボーンの無垢床が空間にリズムを生む2階廊下。廊下の奥には、大きな窓から緑を望むフリースペースを配置。布団などを干すサンルームとしても活用されています。ゆくゆくは椅子を置いて外の風景を眺めながら読書やお茶を楽しむスペースとしてや、お子さんの遊び場としても使える空間に。
家事動線を考慮、時短を叶えた家事スペース
玄関~LDKへと続く長い廊下の一角に設けられた家事スペースは、左に脱衣室、右にファミリークローゼットが隣接した配置に。脱衣室で洗濯をしたら、ランドリールームの天井のポールで室内干しをして、乾いたらウォークインクローゼットへ片付けることができ、少しの動きで洗濯~収納までを完結できるため、日々の負担を減らしてくれます。スロップシンクも設けたことで漬け置き洗いもしやすく便利。
脱衣室~家事スペースはタイルの床材をセレクト。水ハネや汚れもすぐ拭き取れるため、メンテナンス性に優れています。
アジアンリゾートの雰囲気漂うトイレ
奥様こだわりのアクセントクロスが華やかなトイレ。空間の明るさを落とし、クロスと合わせてアジアンリゾートの雰囲気でまとめています。出会った瞬間虜になったというクロスは、玄関・家事スペースにも色違いを採用しています。
奥様「間取りや色味を考えるのは大変でしたが、とうとう自分の家ができたと感動しました。家事に使う時間も減りましたし、家族がのびのびと暮らすゆとりもできて、とても満足しています。来客も増えて以前より交流も活発になったと感じています。」
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