
INDEX
- 4つの吹き抜けやプライベートテラス、敷地全体を空間として考えたプランをご紹介
- 広い間口を活かした迫力のある外観と、プライベート感のある囲まれた中庭テラス
- ペンダントライトが存在感を放つ、吹き抜けのある開放的な玄関
- 吹き抜け×ダウンリビング×薪ストーブ、贅沢なラグジュアリーモダンのリビング
- カウンターを備えたこだわりのL字キッチンと、景色を取り込むダイニングスペース
- 半円ミラーが印象的な海外風ホテルライクな造作洗面台と、乾太くんもスッキリ納まる造作収納
- 大理石調の豊かな表情を楽しむ、洗練されたトイレ
- デザイン性と利便性を両立、アパレルショップのような高級感のあるウォークインクローゼット
- 移動時間ゼロ、家族とつながる自宅トレーニングルーム
- 眩しさを抑えた配灯計画でシックな空間を演出する寝室
- さいごに
妊娠されたことをきっかけに今後のお住まいについて本格的に考え始めたというY様ご夫婦。ご主人様のご実家のお土地にマイホームを建てるか、立地のいい名古屋市でマンションを購入するかの、二択で悩まれていたそう。以前のマンション暮らしで不便さを感じていたことと、キャンプをはじめたため今後収納が不足していくことを想定し、家を建てる選択をされました。
ご主人様「ここの土地は元々自分が育った場所でのどかな地域ですが、当初は立地の良さを重視していたためあまり戻ってきたいとは思っていませんでした。話し合って家を建てることにしてからもまだ少し悩んでいた部分はありましたが、家づくりを進めていく中で”自分がイメージした家が形になっていくことの楽しさ”を感じ始めていました。子どもが生まれたら自由に遊べる環境を作ってあげたいと思うと、やっぱり広い土地の方がいいし、交通量も少ない土地の方が安心かなというのも考えるようになって、それが家を建てることの後押しになりました。」
ご夫婦がイメージされたのは、”ゆとりのあるラグジュアリーモダンな空間”と”帰りたくなる家”。
内外に4つの吹き抜けを設けたプラン、プライベート感の高い囲まれた中庭テラス、お料理好きの奥様こだわりのL字キッチン、炎のゆらぎを楽しむ薪ストーブ、海外風ホテルライクの造作洗面台など、こだわりをつめ込んだお住まいが実現しました。
今回はそんなY様のお住まいを詳しくご紹介いたします!
4つの吹き抜けやプライベートテラス、敷地全体を空間として考えたプランをご紹介

≪POINT≫
・ご家族構成:ご夫婦+お子さん2人
・玄関や階段・リビングなど、ひとつひとつをゆとりある空間に
・内外に設けた4つの吹き抜け
・視線を遮り光を取り込む、計算されたプライベートテラス
・玄関から直接アクセス可能な”別邸感”のある洋室
担当プランナー「モダンでゴージャスな印象ですが、アウトドアも好まれ、多彩なスタイルで生活されるY様ご夫婦。最新の設備機器だけに頼る事なく、薪ストーブを採用されるなど、新しい物にも古い物にも価値を見出されていることから、何かに偏ったり限定されることなく、多様な過ごし方ができるお住まいが理想だと思い計画しました。
Y様邸で最も大きなポイントは空間の捉え方です。建物の間取りだけでなく、敷地内に建つご実家との距離感や、周辺環境との関係性、外部と室内を一体空間として捉えたプラン計画など、当初から敷地全体を空間として考えた打ち合わせは、今回の住まい造りの重要な部分でした。」
玄関・階段・リビングなど、ひとつひとつのスペースを広々とさせたいとご希望されたY様ご夫婦。玄関とリビングに大きな吹き抜けを設けたり、ダウンリビングを取り入れたり、ガラスの扉や間仕切りを採用して視線の抜けをつくるなど、よりゆとりを感じられる空間づくりにこだわりました。
LDKと隣接する中庭テラスは、内と外の床材を揃えてつながりをもたせ、横への広がりも演出。外部空間として区別されがちなテラスを室内の一部のように計画しました。周りからの視線をカットするために設けられたテラスの壁は、外観のデザイン性やプライベート性を高めるだけでなく、建物の強度を上げる役割も果たしています。また、テラス上部に吹き抜けを設けたことで、プライベート性を確保しながら程よく光を取り込むことができます。
奥様「玄関から通路が狭くなって、奥の部屋に行けるような、別邸みたいな雰囲気がすごく好きなんです。客間みたいな。なので土間に通路をわざととってもらって、窓とかも全部なくして、暗くぽつんて一部屋ある感じがいいって言って造ってもらいました。」
奥様のご希望で、玄関から直接アクセスできる”別邸感”のある洋室を配置。客間や趣味室などフレキシブルに活用できます。
奥様「2階の廊下は、一見何もない無駄なスペースだと思われるんですが、結構気に入っているんです。外から廊下が見える角度があって、そこに観葉植物を置くとそれもいい雰囲気なんです。」
玄関吹き抜けとリビング吹き抜けの間に設けられた2階廊下は、建物を支える構造的にも重要な部分。何気ない通路も、使い方や見え方によってお気に入りのスペースに変化します。別邸感のある洋室や2階廊下など、これからの使い方や何気ないスペースを楽しむ”余白”が、より暮らしを豊かにしてくれます。
広い間口を活かした迫力のある外観と、プライベート感のある囲まれた中庭テラス



間口の広さを活かしたダイナミックな外観デザイン。水平ラインと垂直ラインが際立ち、どの角度から見ても隙のない佇まいに仕上がりました。
外装材はダークグレーのタイルをベースに、錆の風合いを再現した塗り壁がアクセント。塗り壁材はイタリアの水性塗料ブランド「VALPAINT(バルペイント)」を採用し、見切りを入れて大判タイル風に仕上げています。

”プライベート感の高い囲まれた庭”をご希望されたY様。構造上必要な柱や梁・壁を生かし、構造強度×採光×プライバシー性がバランスよく融合した特別な外部空間をご提案しました。
奥様「夏の暑い日差しは遮りつつ、光もちゃんと入るし、風も抜けるので、涼しい環境で過ごせてすごくいい空間です。」
ペンダントライトが存在感を放つ、吹き抜けのある開放的な玄関




吹き抜けを設けたゆとりある玄関。玄関ポーチからホールまで同色のタイルで仕上げて統一感をもたせています。
吹き抜け上部には、イギリスのインテリアブランド「LEE BROOM」の照明をセレクト。モノトーンの空間にランダムに配置したペンダントライトが印象的です。
鉄骨階段の踏板にはグレーのテラゾータイルを採用。2段目までは踏板と同素材で仕上げたフロートステップを設け、立体的なデザインを取り入れました。
階段横の壁面は、吹き抜けの大空間がより際立つように大判のストーンベニヤをあしらいました。ストーンベニヤとは天然石を薄くカットしたシート状の板材のこと。軽量で加工性・施工性にも優れており、天然石ならではの質感を気軽に取り入れることができます。
奥様「大判のタイル貼りや石貼りだと補強がいるから金額がすごく上がってしまうため悩んでいたら、担当インテリアコーディネーターさんからストーンベニヤを提案してもらいました。」
ご主人様「ストーンベニヤを縦貼りにしたのも担当インテリアコーディネーターさんからの提案です。縦に貼るというイメージがなかったので、提案してもらえたおかげで吹き抜けの広がりをより感じられる空間になったと思います。」
吹き抜け×ダウンリビング×薪ストーブ、贅沢なラグジュアリーモダンのリビング


奥様「私は海外に憧れがあって、”海外のホテル”みたいなインテリアにしたいと思っていました。お家のイメージで”ダウンリビングに造り付けのソファや薪ストーブがある空間”の画像を保存していたら、主人も同じような雰囲気の画像を保存していて、好きなテイストが一緒だとわかったので方向性が決まりましたね。」
大きな吹き抜けと大開口が開放的な空間を演出するLDK。贅沢な雰囲気が際立つラグジュアリーモダンなインテリアでまとめました。
玄関ホール側に面した吹き抜け上部は、全面ガラス貼りとしたことで、吹き抜けがより大きく感じられる空間としました。
ご夫婦が共通でイメージされていたダウンリビングに造作ソファを設置。
ご主人様「ソファもあるんですけど、床でもゴロンと寝転んでくつろげるような空間にしたいと思ってダウンリビングを取り入れました。」



ご主人様「大黒柱みたいにバンって支柱がある空間が結構好きで。いろいろ調べていたら、ビルトイン薪ストーブがたまたま目に入ったので、支柱に薪ストーブを設置するこの形がいいと思って希望しました。」
ビルトインの薪ストーブがLDKのアクセント。
薪ストーブまわりとTV背面は、天井まで塗り壁を施しダイナミックな印象に。塗り壁材は外壁と同じVALPAINT(バルペイント)を採用し、それぞれ違うカラーをセレクト。メタリック調や色味などを合わせることで、統一感をもたせつつ豊かな表情を楽しめる空間にコーディネートしています。
カウンターを備えたこだわりのL字キッチンと、景色を取り込むダイニングスペース


薄く繊細なクオーツストーンの天板が特徴的なkitchenhouseのL字キッチン。ルーバー天井とランダムに仕込んだ間接照明が意匠性を高めています。
奥様「料理が好きというのもあって、キッチンはとてもこだわりました。キッチン空間に入られるのが苦手で、家族に入られるのも、お客様にキッチン収納を見られるのもあまり好きじゃないんです。なのでキッチンは”自分の空間”みたいにしたくて、L字キッチンと背面収納を組み合わせてコの字っぽく囲まれたスペースにしてもらいました。海外でよくあるような、カウンターで料理を食べてもらうスタイルにも憧れがあったので、キッチンの一角にカウンタースペースも取り入れました。」
ご主人様「僕はお酒が好きで、毎日飲むんです。妻は料理が好きなので、カウンターでお酒を飲みながら料理を出してもらえたら嬉しいなと思いました。以前はよく外に飲みに出ていましたが、今では家で過ごす時間が増えて、”帰りたくなる家”が実現できました。」

キッチンからテラスまで床材は同じタイルを採用し、内と外につながりをもたせています。
窓に対して大きくとったカーテンは、コーナー部分までL字型に取り付け、無機質な空間に柔らかな印象を与えています。
奥様「私はカーテンレスの生活をしたいと希望していました。プライベート感のある囲われたお庭を実現してもらえたおかげで、外からの視線を気にせずカーテンを開けて過ごすことができています。」

景色を切り取るピクチャーウィンドウをダイニングに設置。空気の流れを作るために縦すべり出し窓も設けています。
奥様「この窓は担当プランナーさんに提案してもらいました。朝起きたときも綺麗な景色が広がっていてとても気持ちいいです。遊びに来てくれた人たちも、ここの景色いいねって言ってくれます。」
ダイニングテーブルは”porada”の”INFINITY ダイニングテーブル”をセレクト。シンプルなガラス天板がレッグの造形美を引き立てています。>>>こちらのダイニングテーブルは、インテリアショップARBOで取り扱っております。
半円ミラーが印象的な海外風ホテルライクな造作洗面台と、乾太くんもスッキリ納まる造作収納

海外のホテルをイメージに落とし込んだ奥様こだわりの造作洗面台。半円ミラーの後ろに間接照明を仕込み、まるで浮いているかのような雰囲気のあるデザインに。壁面の一部に施した木目調のタイル貼りがアクセント。石の質感と実用性を両立させたスレートのボウルと人工大理石の天板が、高級感を演出しています。
収納もしっかりと設けたいというご希望から、カウンター下の収納やサイドの造作収納を設置。見せる収納と隠す収納を取り入れ、スッキリとした空間づくりが叶いました。

脱衣室には幹太くんと洗濯機がスッキリと納まる造作収納を設置。洗濯機上部の天板は、洗剤を補充できるようフラップアップする仕様に。
大理石調の豊かな表情を楽しむ、洗練されたトイレ

トイレは白の壁紙をベースに、大理石調の光沢のある床タイルを採用。あえて小さめの150角タイルを取り入れたことで、柄の変化を楽しむことができます。
デザイン性と利便性を両立、アパレルショップのような高級感のあるウォークインクローゼット


広々としたウォークインクローゼット。ブロンズカラーのガラス扉が高級感をプラスし、まるでアパレルショップのような印象に。収納の背面にあしらったターコイズブルーのクロスがアクセント。用途に合わせて引き出しやパンツハンガー・アクセサリーボックスも計画し、デザイン性と利便性を兼ね備えています。
移動時間ゼロ、家族とつながる自宅トレーニングルーム

2階の1室に設けたご主人様のトレーニングルーム。
ご主人様「ここの土地だとジムに通うのは少し遠いので、家の中にトレーニングルームを作って、移動時間を短縮することで家族との時間を少しでも多く持てるようにしたいと思いました。何か急用があったときも、家の中にいるので家族が声をかけてくれたらすぐに駆け付けることもできます。」
眩しさを抑えた配灯計画でシックな空間を演出する寝室


モノトーンでまとめた大人シックな寝室。眩しさを抑えたグレアレスダウンライトや、光の向きが調整可能なユニバーサルダウンライトを適宜配置しました。
寝室の奥には小上がりの書斎を配置。床を1段上げることで天井高を低くし、こもり感のある落ち着く空間としました。レースカーテンで柔らかく空間を区切っています。
さいごに
内と外を一体空間として捉え、4つの吹き抜けや中庭テラスを取り入れた、ゆとりあるラグジュアリーモダンなお住まいを実現されたY様ご夫婦。薪ストーブやL字キッチン、別邸のような洋室など、細部にまでこだわったプランは、ご家族のライフスタイルに寄り添いながら、非日常を日常に取り込む豊かな住空間となりました。
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