オリジナル耐力壁を開発中
住まいの耐震性を左右する重要な要素である「耐力壁」。
現在、クラシスホームでは建物の耐震性を高めるためのオリジナル耐力壁の開発に取り組んでいます。
このクラシスホームオリジナルの耐力壁を家の守護神『ガーディアン』の意味を込めて、「ガーディアンウォール」と名付けました。
耐力壁を極限まで頑丈に造ることにより、
耐震性を高めるだけではなく、より窓を大きくとったり、より少ない壁の量で大空間がとれたりと、設計の自由度を上げることが出来ます。
設計の自由度の高さは、高いデザイン性へとつながります。
クラシスホームは耐震性、自由度、デザイン性のすべてを両立させます。
耐力壁とは?
耐力壁(たいりょくへき)とは、建物に加わる横方向の力(地震や強風などの力)に耐えるために設置される壁のことです。家の柱や梁と連結して、建物全体の強度を高める重要な役割を果たしています。
耐力壁は、家全体を丈夫な箱にするための、人の身体に例えるなら骨を支える「筋肉」のような役割を果たします。
例えば:
- 筋肉のない人 → 少し押されただけで倒れる。
- 筋肉のある人 → 強く押されてもバランスを保てる。
家も同じで、耐力壁がしっかりしているほど、地震や台風に強くなります。
なぜオリジナル耐力壁を開発するのか?
一般的な耐力面材貼りや、筋交いなどの耐力壁では足りない剛性を、
独自に設計開発した耐力壁で補強することで、ウォールスタットを使った耐震検証システムとともに、究極の耐震性を目指します。
オリジナル耐力壁がもたらすメリットとして、
- 地震対策:安心して暮らせる家づくり。
- 自由度:設計の自由度の向上。
- デザイン性:開放的な空間設計が可能。
- 耐久性:長期にわたる性能維持。
「ガーディアンウォール」の圧倒的性能
耐力壁の強度を示す指標である壁倍率を従来の筋交い耐力壁や面材耐力壁と比較してみます。
**壁倍率(かべばいりつ)**とは、耐力壁がどれだけ地震や風の力に耐えられるかを表す数値で、「1mあたりの壁がどれくらいの力に耐えられるか」を示しています。1.0倍なら1mあたり1トンの力に耐えられる壁。2.0倍なら1mあたり2トンの力に耐えられる壁。つまり、壁倍率が高いほど、その壁は地震や風圧に強いということです。日本の建築基準法で定められた基準値で、建物の安全性を確保するために重要な役割を果たします。
※建築確認申請や構造計算上の壁倍率は低減係数を掛けた数値となる為、実験値とは異なります。
映像で紹介している試験体では一般的な耐力壁の約2.5倍から5倍以上の強度を持つことが実証されました。
未来への期待
このオリジナル耐力壁「ガーディアンウォール」は、単に住まいを守るだけでなく、そこに住まわれるご家族の生命身体の安全、そしてこだわりを叶える設計の自由性を目指します。
現在、開発試験中ではありますが、2025年春頃の商品化を目指して試験と改良を重ねながら、より高性能な住まいを目指します。