四季折々を愉しむ渓谷の平屋

悠然とした自然を背景に、シンプルながらも存在感のある美しい平屋のファサード。グレーの塗り壁に軒天の木目を合わせ、和の趣を感じさせるナチュラルなデザインとしています。

玄関ドアの開閉時にお家の中が見えにくいように設計。

木のナチュラル感を出した造作ベンチに、アクセントとして真鍮の柔らかい光のブラケットライトが印象的な玄関ホール。来客も家族も優しく迎え入れてくれる玄関となりました。

大きな窓から季節の移ろいを感じられるリビング。窓の正面には桜の木。春には満開の桜を楽しめます。

テレビ面は奥様こだわりの塗り壁仕様。間接照明で照らすことで手塗りならではの温かな質感を強調しています。写真では分かりにくいですがLDKのクロスは白ではなくライトグレーを採用しており、塗り壁やナチュラル色の木目と馴染むようにコーディネートしました。

あえてテレビボードは置かずにテレビを壁掛け式にすることで、圧迫感をなくしスッキリとした空間に見せています。

テレビ面の裏側にはヌックを設けました。小上がりの小さな入り口がこもり感を演出し、リビングにいる家族の存在を感じながらも自分の時間を過ごせるような空間になっています。今はお子様たちの秘密基地として大活躍しているようです。

ご夫婦のご希望であったステンレスキッチンを取り入れ、木目の温かさが心地良いLDKに異素材のアクセントを加えています。お手入れがしやすいよう、キッチン周りの床材はフロアタイルを採用しました。

パントリーの入り口は少しアールをつけることで柔らかな印象にしました。他にも木目のガラス戸を採用するなど、扉や入口などにもこだわってコーディネートしています。

塗り壁や木目の質感、豊かな自然が広がる風景と柔らかな陽の光、すべてが調和しており、穏やかな休日を過ごせそうです。

自然を身近に感じられるタイルデッキ。

LDKの一角にはカウンターも設けました。日々の事務作業や、お子様の宿題スペースとしてフレキシブルにお使いいただけます。

タモ材を使用し、綺麗な木目が美しいデザインの造作洗面台。深めの洗面ボウルをチョイスし、スロップシンクの要素も兼ねられる水廻りとしました。洗面室の隣はランドリールーム。開放感のあるガラス入りのドアにすることにより水廻り特有の閉塞感を無くし、家全体の一体感を感じられる空間となりました。

間接照明とペンダントライトを併用し、柔らかい光が落ち着いた雰囲気を上品に演出してくれるトイレ。スタイリッシュな手洗い、ペーパーのストックを置くこともできるニッチ、アクセサリーの配置はラインをそろえて入れることでまとまりを演出しつつ、使い勝手も考慮しました。