侘び寂びの中にゆとりと温かさを感じる家

グレーの塗り壁と木目を合わせて、和テイストにデザインされた温かみがあり柔らかいイメージの外観。片流れ屋根や板金庇を取り入れることで和に偏りすぎないモダンな雰囲気に仕上げています。

花壇を設けたお庭はワンちゃんも一緒に過ごせるアウトドアスペース。ガーデニングにボール遊び、お家で過ごす時間がより豊かになります。

1階のフロアはオークの無垢材を使用。白いクロスとあわせて、ナチュラルな印象にまとめています。シンプルで静寂さの漂う空間づくりを行い、アートや緑が主役になるエントランスになりました。

天井の羽目板に目を奪われるLDK。床の無垢材やインテリアの色づかいも相まって、温かく優しい雰囲気のナチュラルで和モダンな空間。ルイス・ポールセンのペンダントライトが空間に華やかさを添えています。

キッチンは木目に合うアッシュグレーをチョイス。天板はピアノメルクリオ柄を用いて空間にメリハリをつけています。また、奥にパントリーを設けて冷蔵庫やストック品はそちらへ収納。生活感の出にくい設計にしています。床はお手入れがしやすいフロアタイルにして、メンテナンス性も考慮しました。

自然光がふんだんに入り、オークの無垢材の床の足触りが気持ちの良いLDK。自然と家族が集まり、会話が弾む空間です。自然光を大事にしながら、床や天井の木の質感が映え明るさも保持できるような照明計画にこだわりました。

造作した障子の美しいラインが目を引くリビング。天井の羽目板に沿わせたライン照明が空間にシャープさとモダンさをプラスし、天井の直線と障子の格子デザインが綺麗に調和しています。

天井の羽目板とキッチンの折下げ天井の境界には間接照明を入れています。ダウンライトは場所を絞り、木目が美しく見えるようにしています。

細部までこだわった和室。吊り戸棚や障子は造作で誂えました。障子には和紙のような風合いながらも破れにくいワーロンタフトップという和紙を用いています。格子の本数や配置にこだわり、すっきりとした和モダンの雰囲気で仕上げました。

一部を鉄骨階段にすることで、圧迫感を軽減しつつシャープなアクセントとしての役割を持たせました。オークの無垢材に白のクロスの空間に、階段部分のグレージュが柔らかく空間を引き締めます。

グレーのアクセントクロスを採用し、落ち着きのある寝室。三角の垂れ壁の奥は隠れ家のような書斎に繋がります。

オリーブグリーンのクロスが優しく落ち着いたテイストの書斎。L字にカウンターを設けて、使い勝手が良くワイドにお使いいただける書斎となりました。

シンプルでスッキリとした印象の洗面室。木目にコンクリート調の天板を合わせ、グレージュのタイルを貼って優しい風合いでまとめました。赤いスツールが彩りを添えています。

ガラスタイルを照明が照らすトイレ。竹林をイメージしたタイルに、信楽焼の素朴なボウルや温かな色遣いが和の趣を感じさせる仕上がりになりました。