借景を望む週末住宅

片流れ屋根の斜線と正面のアクセントタイルが印象的な平屋の外観。クラシスホームオリジナルの白いタイルを基調に、グレーの大判タイルでモダンな雰囲気にまとめています。

フレームを強調するため、軒天には木目をチョイスしています。普段は都心にお住まいのT様が、『ご実家の自然豊かな環境で週末を過ごしたい』という想いから建てられた、安らぎの住まいです。

玄関正面に植栽が映えるよう、大きなピクチャーウィンドウを設けました。幅の広いカウンタータイプの玄関収納で奥行き感を演出し、石目調のアクセントクロスで空間にメリハリをつけています。

床材にはナラ樫の突板フロアを使用し、木目の持つ温かさを感じられるLDK。キッチンはバーカウンタースタイルをチョイスし、お酒やグラスをディスプレイする飾り棚を造作しました。

インテリアはジャパンディスタイルを取り入れ、木の温かみとモダンなデザイン、和の要素がバランスよく内包されています。キッチン奥の小上がりスペースは、ゆくゆくは遊びにいらしたお客様の宿泊スペースとして計画されています。

ゲスト用スペースは造作柱で空間を緩く区切っています。天井には埋め込み式のロールスクリーンを設置。使用していないときは目立たなく収納できるため、空間がスッキリとした印象になります。

勾配天井により開放感のあるリビング。窓と窓の間は木目のアクセントクロスを貼り、高さを奥行き感を強調するデザインとしています。

テレビ設置面はエコカラットを貼り、調湿・脱臭などの機能性だけでなく空間に品のある高級感を添えています。圧迫感が出ないよう、淡いカラーを選定しました。リビングと繋がった小上がり和室は垂れ壁を施し、こもり感のある落ち着いたスペースに設計しています。

周囲の視線を気にせず、自然の景色を贅沢に取り込んだ開放感のあるLDKです。

リビング奥の寝室。ベッド背面には腰壁を設け、上部に和柄クロスをチョイスして和の趣を演出。照明は光が上に向かうアッパーライトとし、アクセントクロスを照らす計画としました。

クラシスホームオリジナル洗面台「アバンドネ」をご採用いただきました。正面・側面にはキッチンパネルにも使用されるメラミン化粧板を貼り、お手入れがしやすい設計になっています。