桜がつむぐ家族のくらし

塗り壁をメインにBOXを重ねたような形状が特徴的な外観。全体的にシンプルにまとめながらも玄関周りにアクセントとなる要素を散りばめて目を引くようなバランスに仕上げています。

アクセントタイルは目を引く特徴的なデザインだからこそ、使用範囲を少し抑えめにしてバランスを意識しました。側面の壁と天井を玄関に向かって斜めに勾配を付けることで、自然と中へと誘導されるようなデザインになっています。

「LDKでお庭を囲むような間取り」というのが最初にお伺いした家づくりのテーマでした。お庭の植栽の中にはご主人様が生まれたときに植えられた桜の木もあり、ご家族の思い出や想いが込められた土地を最大限に活かした間取りになっています。

ガラス戸を通してお庭から光が差し込む玄関スペース。奥様がドライフラワーがお好きとのことで、正面の壁にはアクセントクロスとブラケットライトを合わせて、スワッグやリースを飾れるようなコーディネートに仕上げました。

お庭に面したリビングは明るく広々としており、春には桜を楽しみながらリラックスして過ごせます。テレビ面はふかし壁と間接照明、アクセントタイルを組み合わせ造作しました。

キッチン・ダイニングはオーク突板のフロアに合わせて、折下げ天井や収納扉、カップボードなど、木目調の温かみのあるデザインに統一しました。L字にお庭を囲うような間取りなので、LDKのどこにいても開放感と緑豊かな景色を楽しめます。

お庭があるのは北側のため、階段部分の吹き抜けを利用して光を取り込めるようにしています。開放感のある空間を活かしつつ、温かみがある空間の中で落ち着いて過ごせるようなインテリアをイメージしてコーディネートさせていただきました。

鉄骨階段はLDKのアクセントにもなっており、2階ホールまで広々と感じられるような作りになっています。

洗面室はお手入れを考え床材にフロアタイルを採用しつつも、壁面に木目調のパネルを貼ることでLDKと雰囲気を合わせています。2人並んで使えるように、ミラーも洗面台も横幅ぴったりのサイズにオーダーできるものを選びました。

トイレは1階、2階ともに落ち着いた雰囲気に。それぞれ照明器具を空間のアクセントに利用しています。