

【談話室】
ホールの床はオーク材のヘリンボーン張りを、天井は針葉樹合板を配し、壁はグレーの塗装で仕上げました。鉄骨階段の手すりはご主人様のこだわり。

【外観】
敷地の先に山が見えたため、その山に似せた曲線の屋根形状を採用。玄関ポーチの脇に杉板型枠コンクリート打ち放しで目隠し塀を立て、天井と壁のすき間をL字で同じ距離を取りました。ステンレスの鏡面磨きを壁に貼り、空が見えるようにしました。

【外観】
山をイメージした形から、外壁仕上げをくし引きの塗り壁とし、外構工事で割栗石、砕石敷きを同系色の物を敷き詰め、外観に統一感をもたせました。


【ダイニング・キッチン】
ブルーグレーのアクセントを効かせたキッチン空間。床はウォルナットの突板を使用、天井は床色に合わせて塗装されたラワンベニアを施し、壁には塗り壁を採用しています。キッチン腰壁と背面収納を造作し、モルタル風素材で全体のバランスをとりました。

【リビング】
リビングは舟底天井を採用し、調光可能な間接照明を配しました。両サイドの窓を天井高で合わせたことで、天井をより高く見せ、開放的な空間を演出しています。


【玄関】
玄関・中庭の床はピンコロ(立方体に整形された石材)で仕上げて、デザインに統一感を持たせました。天井はレッドシダー張りを採用しています。


【浴室】
浴室の床・壁・天井は、脱衣室と同じ素材で仕上げ、ガラスで間仕切ることで、視覚的な広がりをもたせています。奥の壁は立体的なタイルを採用し、間接照明で陰影をつくりました。


【寝室】
寝室の天井にはシナ合板張りを採用。欄間窓を設置して、視覚的に広がりをもたせました。


【談話室】
談話室は天井が吹抜のため、狭いスペースでも広がりを感じられます。床はカラーモルタルの黒色を採用し、荒々しいイメージに。

【書斎】
ステンレス壁の裏側を出窓風にアレンジ、サイドに通風窓を設けました。壁面には立体的な錯覚のタイルをセレクトし、遊び心をプラスしています。


【廊下】
玄関ポーチの外壁からホールの壁まで、同じセメント板のラップ張りを連続して仕上げたことで、中と外のつながりをもたせました。床と扉の素材を統一し、まとまりのある空間に。

【書斎】
デスク前のピクチャーウインドウからは、家族の様子や中庭、山々を眺める事ができます。


【トイレ】
ご主人様こだわりのトイレ。壁はモルタル素材のタイル、床は石目調のフローリングを施し、カウンターは竹を組み合わせて製作しました。