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家づくりマガジン
2021.02.19

失敗しない土地選びとは?土地のデメリットも個性に換える、オーダーメードの強みを活かした家づくり

家づくりを考える上で、並行して進めなければいけないのが、土地探しです。ただ「どういう基準で探したら良いの?」「どのような土地がベストなのか、逆にリスクの高い土地は?」「土地と建物にかける金額の配分は?」など、最初の一歩で頭を抱えてしまう人も多いのではないでしょうか?

また、すでに土地を決めている方や、代々受け継いだ土地がある場合、両親が住んでいる土地の一角に新居を建てる事例など、理想の家づくりと決められた土地の条件という現実の狭間で、悩みを抱えるケースもあるかもしれません。

そこで今回のコラムでは、土地選びのポイントや土地に対する考え方、覚えておきたい基礎知識など、土地について考える際に役立つ情報をご紹介します。

土地選びの第一歩は、未来のライフスタイルをイメージすること

家を建てたいとご相談に来られる方の内、大半の方はまだ土地が決まっていない段階からのスタートになります。土地を探す場合に、最初のステップになるのは、どのようなライフスタイルを望むか、将来どのような暮らしをしたいかというイメージを家族で共有しておくことです。

例えば現在の通勤や通学はもちろん、将来的にも利便性の高い都心でのシティライフを望む場合は、土地が狭くても駅近が必須条件になるでしょう。しかし、将来的に畑を作りたい、平屋で暮らしたいといった夢があれば、多少交通の便が悪くても、郊外の広い土地を探すという選択肢も考えられます。特に、テレワークが浸透してきた今、忙しない都心を離れてのんびり暮らせる環境、住空間を望む方も増えています。

具体的な土地選びを始める前に、新居で思い描いている暮らしや、未来設計にあわせて、おおよそのエリアや場所の条件を洗い出しておくと良いでしょう。

家のプランと土地選びを並行して進めることで、土地購入の好機を逃さない!

おおよそのエリアや、土地に求める条件の見通しが立ったら、いよいよ土地探し。中には、きちんと土地が決まってから具体的な設計、プランを始めるというスタイルの会社もありますが、クラシスホームでは、土地が決まっていない状態でご相談に来ていただいた場合でも、土地探しとプランのアイデア出しを同時に進めるというスタイルが主流です。

どのような暮らしがしたいのか、どのような家を建てたいのかに合わせて、まずは仮のプランと見積りを作ります。なぜなら、土地、家すべて含めたトータルの資金計画が見通せない限り、お客様自身がどの程度の金額の土地を探したら良いのか、いくら程度まで土地に資金を割けるのか検討もつきませんよね。

例えば全体で5000万円の予算があったとしても、大手ハウスメーカーのように建物に費用がかかる場合、土地代を抑える必要があるかもしれません。また、先に土地を決めた場合、会社によっては規格の建物が当てはまらず、予想外のオプション料金がかかったり、断られたりするケースもあり得ます。そういったリスクを回避するためにも、土地が未定の場合には、土地の購入手続きをする前からご相談していただくことをおすすめします。

ただし、人気のエリアや一般的に好条件とされる土地は、売りに出されるや否や買い手が決まってしまうということも少なくありません。実際に買い付けの申し入れをしたら、ひと足先に買い付けが入っていて二番手になってしまったというような話も耳にしたことがあります。「いい土地を見つけた!」と思ってから設計プランを引いたり、資金計画を立てたりしていては、好機を逃してしまうことも。

だからこそクラシスホームでは、土地選びと並行して事前に設計プランとお見積りをご提案しています。お客様が要望に合った土地に出合った際、「この土地を買うべきかどうか」、「現実的に購入できる金額か」などさまざまな視点から、具体的に判断していただけるよう土地から建物までトータルにサポートさせていただきます。

制限をメリットに換える! オーダーメードだからこそできる個性的な家づくり

理想通りの土地がもし見つからなかったとしても、考え方を変えることで想像以上の住空間を実現できるというケースもあります。例えば変形地や狭小地。整形地に比べて一般的に家を建て難く、人気が低いといわれることから、敬遠されがちですが、実は雑誌などで取り上げられるような有名な建築家の建物は、条件の厳しい土地に建てられることも多いです

なぜなら、制限のある土地を個性としてとらえ、お客様の要望をあてはめていくことで、その土地でしかできない、オンリーワンのユニークな建物を建てることができるからです。つまりフルオーダーの注文住宅であれば、土地のデメリットをメリットに変え、付加価値のひとつに転換する強みがあります。さらに、条件の厳しい土地は相場より安くなるため、設計プラン次第ではトータルの費用をお得に抑えたり、建物のこだわり部分に予算をかけたりすることも可能でしょう。

その土地からしか見えない景色、その形でしか体験できない生活スタイルという要素を盛り込むことができるのも、注文住宅の強みです。土地と建物、それぞれが持ち味を引き出し合うことで、その家族にぴったりと寄り添える、満足度の高い住空間を実現できるのです。

中庭から光と風が通う家/愛知県名古屋市緑区・O様邸

実際に以前クラシスホームが手掛けた事例として、母屋の南側のスペースに新居を建てたいというオーダーがありました。しかし、その南側の隣接地には別世帯の3階建ての住居があり、高低差もあったことから、ご子息夫婦が新居を建てることで母屋に日差しが入らなくなることを懸念され、当社に相談があったのです。

そこで通常は北側に設計する水回りをすべて南側に寄せ、中庭を挟んで母屋側に平屋のリビングを設計しました。そうすることで新居には中庭を通して光と風が通る道ができ、母屋の日当たりも確保したのです。制限のある土地だからこそ、中庭を囲むロの字形という発想が生まれ、施主様からも自分たちらしい、魅力的な住まいができたと心からご満足いただけました。

土地のなりたちや、建物に影響を及ぼす土地に関するルールは要確認!

土地について考える際、いくつか念頭に置いておきたいポイントがあります。まずは、土地のなりたちです。かつて田んぼや池であった場所を埋め立てた土地の場合、地盤の状態によっては地盤沈下のリスクが考えられます。また、山や丘陵地を造成した土地の中には、切土と呼ばれる斜面を削って平にした地盤や、盛土という土を盛って平にした地盤があります。

かつて田んぼや池だった土地も、切土や盛土の地盤も、必ずしも避けた方がいいということはありません。重要なことは、その土地の特性をしっかり把握した上で、最適な設計をすることです。近年は、場所によっては数十年前のその土地の状態を見られるサービスなどもありますので、まずは正しい情報を把握することが大切です。

クラシスホームでは、土地選びの段階からご相談いただいた方には、無料で敷地調査を行い、必要な情報を収集した上で、建築のリスクについてしっかりとご説明させていただきます。その上で、地盤から建物までトータルにご提案いたします。

また土地に関する基礎知識として覚えておきたいのが、法的な規制です。特に、狭小地などの場合は3階建てを検討される方もいらっしゃいます。しかし、都市計画法に定められた用途地域によって、高さや建ぺい率、容積率の制限が設けられた地域があります。

その他にも、住宅建築の場面でよく耳にするセットバックという言葉があります。これは、道路の幅を4m以上確保しなくてはいけないという建築基準法にのっとり、土地が4m未満の道路に接している場合には、道路の中心線から2mのところまでは建物を建てることができないという決まりです。これを知らずに土地を契約してしまうと、思い描いていた建物が建てられないということもあり得ますので、注意が必要です。

日当たりや交通量、生活環境などを体感するために時間を変えて訪問を

もう一点、土地を探す基準として留意しておきたいのは、日当たりや交通量です。また、病院や買い物スポットなど、生活拠点の確認もしておくと良いでしょう。子育て世代にとっては学校との距離や治安の良さも気になるところです。

特に日当たりや交通量は、時間帯によって町の雰囲気が変わるエリアもありますので、土地に目星が付いたら、昼間と夜など時間や日を変えて、何度か訪れてみることをおすすめします。

クラシスホームでは、土地探しと家づくり、資金計画を三位一体で考え、あらゆる側面から何度もプランを練り直し、お客様と伴走しながら理想のゴールをめざしていくことで、絶対に後悔のない、長きにわたって高い満足度を感じていただける家づくりを実現したいと考えています。

 

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