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家づくりマガジン
2021.07.23

デザイン性も機能面も満足の「灯り」使いで、暮らしと心を整える

住み心地のよい家づくりにおいて、欠かせないポイントとなるのが「灯り」です。家の中における「灯り」は、単に空間を明るく照らすための器具ではありません。料理を作る、食べる、読書をする、勉強をする、子どもが遊ぶ、くつろぐ、就寝するなど、生活シーンや過ごし方、空間ごとの目的によって、灯りに求められる役割もさまざまです。

今回は、クラシスホームのインテリアコーディネーター長谷川(以下、長谷川)と、インテリアショップ「ARBO」のスタッフ天野(以下、天野)が「灯り」をテーマにクロストーク。より快適な住まいづくり、豊かな暮らしを演出する「灯り」使いのヒントが盛りだくさんです。

メリハリのある「灯り」で、生活シーンや空間の機能に最適な明るさを

―「灯り」がもたらす効果、暮らす人への影響など、住空間における「灯り」の役割についてお聞かせください

長谷川:「灯り」って、機能的な役割ももちろんありますが、最近は演出的な効果への関心度や期待値も高まっていますよね。

天野:そうですね。照明の位置とか、どういうデザインを選ぶかによって、お部屋の印象はがらりと変わります。

長谷川:そうそう。明るければいいというわけではなく、「灯り」にメリハリをつけることは、家の雰囲気づくりにもすごく重要! 家具のサイズやレイアウトによって暮らし方とか人の動きがおのずと決まってくるのと同じで、床でくつろぐのか、みんなが集まるスペースなのか、空間の機能とか行動パターン、生活スタイルを意識して灯りを選ぶといいですよね。

天野:実は、以前家電ショップで勤めていたことがあり、その時にも照明器具を販売していたんです。その当時、家電ショップで照明について聞かれることといえば「部屋の広さが何畳なんだけど、何ワットくらいあるといい?」という実用的な質問が大半でした。

でも「ARBO」では、SNSなどでおしゃれな家の写真を見て、「こんな雰囲気にしたい」「おしゃれな灯りにしたい」という理想像を持っているお客さまが多いんですよね。家電ショップ店員として勤めた時代とは、時代的な変化も感じますが、暮らしを豊かにするインテリアがそろう「ARBO」だからこその特徴だと感じます。

ダイニングやリビングは家族構成や行動パターンに合わせた「灯り」選び

―空間や生活シーンに合わせた「灯り」の選び方についてアドバイスをお願いします

長谷川:照明器具のデザインは、インテリアの印象や部屋の雰囲気を大きく左右することもある、重要な要素のひとつだと思います。例えば近年人気のペンダントライトであれば、吊り下げる高さも肝心。また、灯りの色合いによっても、部屋の役割や印象が変わります。

天野:一番わかりやすい例といえば、ダイニングですね。

長谷川:ダイニングの場合、ご飯を食べるだけであれば明るさはあまり必要ないので、料理がおいしそうに見える電球色など、あたたかみのある色合いがおすすめです。でも、最近はお子さんがダイニングテーブルで勉強する家庭も増えていますよね。勉強に適している色を考えるなら、もう少し明るい昼白色や昼光色も、検討材料に含まれてきます。空間の用途が多岐にわたる場合は、調光器や調光システムを活用したり、レールタイプにしておいて、タイミングによって照明器具を変えられるようにしたりするという選択肢もあります。

天野:そうですね。リビングも悩みどころ。デザイン性にこだわって、一箇所をスポット的に照らせる灯りを選び、他のところは暗めにする…というおしゃれ重視のプランももちろんおすすめ。一方で、小さいお子さんがいる家庭の場合は、場所を選ばず、絵本を読んだり、お絵描きをしたりできるような工夫も大切。空間全体を均等に照らせる白い灯りのシーリングライトも候補に入れるなど、また方向性が変わってきますよね。

部屋の役割にあわせた「灯り」選びの例

ダイニング

  • ご飯を食べる=あたたかみのある電球色を選ぶ
  • 子どもが勉強する=昼白色や昼光色を選ぶ
  • 用途がさまざま、または今後家族構成が変わる=調光器や調光システム、レールタイプで汎用性を持たせる

リビング

  • デザイン性、雰囲気重視=明暗をはっきり分けてスポット的に照らす
  • 小さい子どもがいる=どこでも遊べるように空間全体を均等に照らす

 

―「灯り」選びの際、多く寄せられるお問い合わせやお悩みに対するアドバイスは?

長谷川:リビングのように家族が集う場所は、「灯り」のプランに対する意見が分かれることも少なくありません。照度は低めで雰囲気重視なのか、とにかく実用的で明るい昼白色がいいのか。家づくりのプランを考える段階では、家族内で方向性をじっくり話し合うとよいですね。

天野:「ARBO」にいらっしゃるお客さまの中には、ランプシェードのデザインや大きさ、さらにペンダントライトなら、どのくらいの高さに吊るすかという点を悩まれる方が多いです。

ヨーロッパのインテリアなどを参考にすると、テーブルの天板とシェードの下端の間隔が、60cm程度というのが1つの目安になります。ただし、日本ではペンダントライトに馴染みのない方も少なくないので、低さや圧迫感を感じたり、立ち上がる時に不便に感じたりする方もいらっしゃいます。その場合は、ARBOで実際に座って体感していただき、実用面と見た目の折衷案を探りながら、70~80cmでご案内することが多いですね。用途やシチュエーションに応じて、最適なアイテムを一緒にお探ししています。

長谷川:そうそう。ペンダントライトのような吊り下げタイプは、天井からの長さがある程度長い方がカッコよく見える。もちろん実用面を考えるなら、座った人がまぶしくなく、視界を遮られないのが理想的です。インテリア性を重視するなら、人が通らないような壁の近くにアクセントとして吊り下げるのもおすすめ。ソファの横に補助的に吊るして、読書の際に手元を照らす、といった楽しみ方もありますよね。

空間をやさしく照らす間接照明。“適所適光”で暮らしやすさも意識

―「灯り」を上手に使ったおすすめの空間演出について、教えてください

長谷川:最近は、「灯り」の演出効果を求めて、間接照明が浸透してきているなと実感します。間接照明は、照明器具が見えないように配置して、壁や天井に一度光を反射させるスタイルですね。かつては住宅照明としてはそれほど一般的ではなく、店舗などに活用されていました。

天野:オフィスビルのエントランスとか、演出性重視の場所に使われていましたよね。お客さまから間接照明のお話が出ると、照明に重きを置いているこだわりのある方なのかなと思いますね。

長谷川:私たちから提案することもありますが、お客さまから具体的にご相談を受けるケースも増えてきました。間接照明は、直接的に空間を照らさず、やさしい光で空間を照らすことができるので、癒やし効果も期待できますね。

天野:全体的に暗めの演出になるので、例えば寝室で読書をしたい方は、手元にデスクライトを置いたり、ベッドの脇にペンダントライトを吊るしたりと、必要に応じて灯りを補っていただくといいですよね。

長谷川:そうですね。全体的に均一な灯りにするよりは、上手に組み合わせて“適所適光”を意識すると、おしゃれで暮らしやすい空間になると思います。

間接照明のメリットと、間接照明を取り入れた空間づくりのポイント

  • やさしい光で空間全体を照らすことができる
  • 寝室やリビングなど、癒やし効果を演出したいくつろぎ空間に最適
  • 読書したいベッドのヘッドボード付近やソファのサイドテーブル付近には、デスクライトやペンダントライトなどを上手に組み合わせて「灯り」を補う

家を建てる時も、暮らしの変化にも。「灯り」選びで潤いの空間づくり

―家づくりの際、「灯り」選びの面で気を付けた方が良い点はありますか?

天野:輸入した照明器具の中には、日本で一般的な「引っ掛けシーリング」に対応していないものもあります。日本で販売されている輸入品の多くは、引っ掛けシーリングに変換して販売されていますが、変換していない器具の場合、電気設備業者による工事が必要になります。

長谷川:家づくりの段階から直付けの照明器具を希望されている場合は、直結できるような仕様にできます。ただしその場合、のちに取り外したいと思った時や、シーリング式に換えたいと思った時にも、電気工事の資格を持った人に依頼しなくてはいけないので、注意が必要ですね。

 

―最後に、「灯り」選びの魅力について、お聞かせください。

天野:「ARBO」では、北欧ブランドを中心にシンプルで飽きのこないデザインの照明を豊富に取りそろえています。北欧のアイテムは日本人の生活や感覚と相性が良く、暮らしに馴染むものが充実していますよ。「灯り」にこだわりのある方はもちろん、「灯り」選び初心者の方も楽しめるようなご提案をさせていただきます。

また、雑誌やwebなどで目にする憧れのブランドのもの、定番の人気のものなどは、展示品の中になくても取り寄せられるものもありますので、お気軽にご相談いただけたらと思います。

長谷川:私たちインテリアコーディネーターは、基本的に完成したお宅を引き渡すところまで、お客さまの家づくりをお手伝いさせていただいています。その後も、お客さま自身がイメージした暮らしを実現し、住まいがご家族らしい色に染まっていく様子を知ることができたときは、ひと際うれしいですね。そんなお客さまの新しい住まいでの暮らしぶりがうかがえる「ARBO」のような場所があるのは、本当に喜ばしいことだと感じます。

天野:気軽に空間の雰囲気をがらりと変えられる「灯り」は、暮らし始めた後に、お部屋のイメージチェンジをしたい時にもおすすめですね。

長谷川:そうですね。「灯り」は、機能性と演出効果、両方の要素が高い次元で求められるアイテムであり、両面の理想を叶えることができる、選びがいのあるアイテムでもあります。生活の中でライフステージに合わせてプラスしたり、家族構成の変化に合わせて買い換えたり。ぜひ、家を建てる時も、住み始めた後も「灯り」選びを楽しんでいただきたいですね。

 

★Profile

インテリアコーディネーター 長谷川知子

短期大学卒業後、カーテンメーカーに事務職として就職。インテリアコーディネーターの仕事に触れるうち、幼少期から抱いていたインテリアに対する関心が高まり、専門学校へ入学。卒業後、建築系企業で多彩な経験を積み、2013年クラシスホームへ。正社員として初のインテリアコーディネーターであり、豊田市のインテリアショップ「ARBO」の立ち上げも担当。お客さまの思いに寄り添う提案を信条とする。

インテリアショップ「ARBO」スタッフ 天野貴章

大手家電ショップで売り場を担当した後、音楽関係のバイヤーに。かねてより興味のあったインテリアについて専門的に学びたいと思い、28歳の時に専門学校へ。卒業後、家具メーカーの営業として10年、インテリアグリーンの販売スタッフを2年経験。2019年クラシスホームへ入社し、「ARBO」の販売スタッフに。家具選びビギナーの方にもわかりやすい説明を心がけ、インテリアの楽しさを伝える。

 

HPの『施工実例』では、クラシスホームで家を建てられたお客さまの実例を多数ご紹介しています。間取りや外観はもちろん、ぜひ「灯り」の選び方の参考にしてみてくださいね!

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