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観葉植物と暮らすための土間リビング、お風呂から眺める南側の景観、インダストリアルとフレンチが融合した独自の空間。F様ご夫婦が8年越しに完成させた平屋住宅には、随所にこだわりが散りばめられています。
「最初は家づくりに特別なこだわりはありませんでした」と振り返るご主人様。しかし、クラシスホームのモデルハウスを見るうちに、その思いは大きく変わっていきました。
ご主人「クラシスホームの営業さんと会話を重ねるうちに、デザインや動線の工夫で暮らしがこんなに豊かになるんだと気づいて。自分たちらしい家を建てたいと思うようになりました」
土地探しは一筋縄ではいきませんでした。静かで日当たりの良い環境を求めて何度も中断しながら探し続けること数年。ようやく出会ったのは、南側に高低差のある広大な敷地。古家付きで木々が生い茂る土地でしたが、その景観の可能性に惹かれました。
「クラシスホームさんの設計力ならなんとかなるかなと思って」。その期待は見事に実現し、南側の高低差を活かした大開口設計で景観を暮らしに取り入れた平屋が完成。レリックタイルのアンティークな質感、緑の塗り壁が生み出す柔らかな雰囲気、そしてインダストリアルとフレンチを融合させた独自の世界観。F様ご夫婦の理想とクラシスホームの提案力が融合した住まいの魅力を、詳しくご紹介します!
南側の景観を最大限に生かした、こだわりの平屋設計

≪POINT≫
・ご家族構成:ご夫婦+ワンちゃん1匹
・南側の高低差を生かし、LDKとお風呂から景観を楽しむ設計
・観葉植物との暮らしを考えた土間リビング
・気密性を高める滑り出し窓を各居室に採用
・太陽光発電と蓄電池を搭載した南垂れの切妻屋根
・リビングは勾配天井で開放感を演出
F様邸の設計で最も重視したのは「この土地を最大限に生かすこと」。南側に広がる自然豊かな景観を、暮らしの中でどう楽しむか。その答えが、随所に大開口を設けた間取りでした。
ご主人様「南側に高低差があるので、その景色を楽しめるようにLDKに大きな掃き出し窓をつけました。せっかくなので、お風呂も南側に配置して、大きな窓から景色を楽しめるようにしてもらいました」
特徴的なのは、リビングの一部を土間仕上げにしたこと。
奥様「観葉植物を冬になると室内に入れる必要があるので、土間スペースをつくってもらいました。掃除もしやすくて、とても便利なんです」
設計のもうひとつのこだわりは、気密性の確保です。
ご主人様「住宅の性能もしっかり確保したいと思っていました。そこで居室の窓はすべて滑り出し窓にして、引き違い窓は掃き出し窓だけにしたんです。気密性を高めることができました」
さらに、太陽光発電と蓄電池の設置、リビングの勾配天井など、機能性とデザイン性の両立も追求。
ご主人様「太陽光のために南垂れの屋根を取り入れ、それに合う外観デザインを提案してもらいました。切妻屋根の形状を活かしてリビングを勾配天井にして、空間をできるだけ広く感じられるようにしました」
南側の景観を最大限に生かしながら、性能面も妥協しない。F様ご夫婦のこだわりを形にした設計となっています。
レリックタイルと塗り壁が織りなす、落ち着きのある外観デザイン


アンティーク感のあるレリックタイルと、奥様が選んだ塗り壁の色合い。F様邸の外観は、新築でありながら時を経たような落ち着きを感じさせます。
ご主人様「新築特有のピカピカした感じが好きではなくて。最初からある程度時間が経っているような、落ち着いた雰囲気にしたかったんです」
外壁のメインに使用したのは、レリックタイル。通常の施工とは異なり、目地込みで仕上げることで、より味わい深い表情を生み出しています。
「タイルの隙間をなくしたいという希望を伝えたら、目地込みで施工してもらえました。アンティークな雰囲気に仕上がって満足です」と、ご主人様はこだわりを語ります。
塗り壁の色選びは奥様の担当。ご主人様は「私が色を選んでいたら、きっと真っ黒になっていたと思います」と笑いながら、奥様のセンスを認めます。実際、完成した外観は絶妙なバランスで、タイルと塗り壁が美しく調和しています。
外壁のアクセント部分にはガルバリウム鋼板を採用。テラス側のお風呂まわりと玄関部分に使用し、こげ茶色で全体のトーンを揃えています。奥様は「サッシも黒にするので、はっきりさせるか、柔らかくさせるか検討しました。結果的に、柔らかさのあるこげ茶色を選んで正解でした。全体のイメージと合うような感じになりました」と、色選びのポイントを教えてくれました。
完成するまで不安もあったそうですが、「選んだ外壁タイルを全体に貼っているお家の施工例があまりなくて、どうなるか心配でした。でもできあがってみて、本当にイメージ通りで良かったです」と奥様は安堵の表情を見せます。
レリックタイルの質感とベルアートの塗り壁、こげ茶色の屋根。細部まで計算されたデザインで、F様邸の外観はお二人のこだわりが結実した、味わい深い仕上がりとなりました。
緑の塗り壁とOSB合板の天井が生み出す、インダストリアルとフレンチの融合

F様邸の空間づくりのテーマは、インダストリアルとフレンチの融合。一見相反するスタイルですが、奥様には明確なイメージがありました。
奥様「主人は黒を基調にしたかっこいい雰囲気が好きで、私はフレンチっぽい柔らかさも取り入れたくて。その両方を融合できないかというのが、空間づくりで最初にお伝えした要望でした」

室内で最も印象的なのは、全面に施された緑の塗り壁。新築住宅では珍しい色選びが、独特の雰囲気を生み出しています。
奥様「白い壁もクロスも好きではなくて、塗り壁にしたいと思っていました。でも、既製品では理想の色が見つからなかったので、インテリアコーディネーターさんと相談を重ねながらこの緑色にたどり着きました」
色選びのきっかけは、一枚の写真でした。
「インテリアの画像をいろいろ探していた時に、緑っぽく見える内観写真を見つけたんです。それがとても素敵で、緑の壁にしようと決めました。もともと緑色が好きだったこともあって」と奥様は振り返ります。
実際に採用したのは「モスグリーン」と「ノーベルモス」の2色。リビングや寝室は濃い緑のモスグリーン、廊下や洋室は薄い緑のノーベルモスで塗り分けています。


フレンチテイストは随所に表現されています。廊下のヘリンボーンの床はフレンチを意識した仕上がりに。洗面の水栓もゴールドで統一し、柔らかさを加えています。

天井には、OSB合板を採用。当初はグレーで塗装することも検討しましたが、「OSBの木の質感を生かしたほうが良いと思い直しました」とご主人様。
奥様「完成してみると、梁の部分が少し濃くなっていて、全体のバランスがとても良くなりました。光も柔らかく感じられて、大満足です」
インダストリアルとフレンチの融合という難しいテーマでしたが、インテリアコーディネーターの提案により見事にまとまりました。「最初は緑の塗り壁に驚かれていましたが、私たちの思いをよく理解して、素晴らしくまとめてくださいました」と奥様は振り返ります。
緑の塗り壁とOSB合板の天井、アンティークガラスのドアや丸ノブ、そしてヘリンボーンの廊下。F様邸ならではの、フレンチテイストを加えた温かみのあるインダストリアル空間が完成しました。
使い勝手とデザインを両立した、こだわりのキッチン空間

F様邸のキッチンは、機能性と美しさを兼ね備えたⅡ型レイアウト。コンロ側約2.6m、シンク側約1.9mの広々とした作業スペースが特長です。
奥様「最初はL型キッチンにしたかったんです。でもいろいろ考えて、このⅡ型にしてもらいました。休みの日は2人で料理を作ることもあるので、前と後ろで作業してもスペースに余裕があるように設計してもらいました」
キッチン選びは、床材から始まりました。
ご主人様「床暖房は絶対に入れたくて、でも無垢材にもこだわりたかったんです。床暖房対応の無垢材を調べてもらったら、チークがあることが分かって。濃い色が好きだったので、チークに決めました」
床の色が決まると、次はキッチン選び。「床の色に合うキッチンを探してもらって、ウッドワンのウォールナットを提案してもらいました。理想通りの色合いでした」とご主人様は振り返ります。


収納計画も綿密に練られています。
奥様「最初はパントリーを検討していましたが、ストック数や賞味期限などの管理が大変になると思って。そんな時、カップボードを充実させる提案をいただきました。おかげで食器も食品も全部キッチン周りに収納できて、とても使いやすいです」
実際、必要なものはすべてキッチン周りに集約。「パントリーまで食品を取りに行って、使ったらまた戻しに行って、という動きがないので、とても楽です」と奥様は使い勝手の良さを実感されています。
細部にもこだわりが光ります。キッチン上部にはパンチングメタルを設置し、観葉植物のビカクシダを吊り下げて飾っています。
「パンチングメタルもインテリアコーディネーターさんの提案です。スタジオみたいな雰囲気になって気に入っています」と奥様。プロの提案により、機能的でありながら洗練されたキッチン空間が完成しました。
細部に宿るこだわり、洗面空間と照明計画

F様邸では、洗面空間や照明など、細部にもお二人のこだわりが散りばめられています。
洗面室は、奥様がイメージ写真を集めて計画した空間。「インダストリアル系のタイルを探して選びました。水栓はフレンチっぽくなってもいいからと、ゴールドで統一したんです」と奥様。
特徴的なのは、インテリアコーディネーターが提案した可動式の鏡です。
ご主人様「最初は固定の鏡でしたが、洗面と脱衣室の使い方を考えて、可動式をおすすめしてもらいました。洗面側では顔を洗い、カウンター側では洗濯物を畳んだり、メイクやスキンケアをしたり。鏡が動かせることで、どちらの作業もしやすくなりました」
実際の使い勝手について奥様は「メイクは手鏡を使うことが多いですが、立ってスキンケアをする時などは便利です。フレキシブルに使えるので満足しています」と話します。


照明計画も、F様邸の特長のひとつ。リビングの勾配天井には、梁にダクトレールを設置しました。
ご主人様「天井面にダウンライトをつけるのが嫌で、梁にダクトレールを付けました。照度が足りなければ後で追加できますし。でも、私たちは暗めが好きなので、むしろ初期設定より減らしているくらいです」
外部にはマリンランプを5ヶ所設置。「外も中も統一感を持たせたくて、マリンランプで揃えました」と奥様。ダイニングにはノルマントンの照明を採用し、玄関ホールには花を飾ることを想定した照明を配置するなど、各所に意図が込められています。
建具にもこだわりが。「リビングのドアは全部アンティークガラスにしました。ドアノブも雰囲気に合わせて丸型で統一しています」と奥様。
細部まで行き届いたこだわりが、F様邸の統一感のある空間を生み出しています。
暮らしの変化を生んだ、土間リビングと外部空間

F様邸での暮らしは、以前とは大きく変わりました。特に印象的なのは、土間リビングと外部空間がもたらした生活の変化です。
奥様「早起きになりました。ワンちゃんもいるからですが、それだけじゃなくて。キッチンに立っている時、ふとした時に外を見るのがすごく好きで。この時間帯だと緑がすごく綺麗なんです。音もサワサワしていて、とてもリラックスできます」
キッチンから眺める南側の景色は、奥様のお気に入り。「私は一人でいる時、コーヒーを立ちながら飲んでいます。キッチンに立つ時間がリラックスタイムになって、もう苦痛じゃなくなりました」と、暮らしの変化を実感されています。

ご主人様にとって最も大きな変化は、お風呂時間の過ごし方でした。
ご主人様「もともと朝シャワーしか浴びないことが多かったんです。でも今は、ちゃんと湯船につかるようになりました。照明を消して真っ暗にして、外の庭の照明だけつけて、庭を眺めながらゆっくり入るんです。お風呂から出たら、そのまま庭のテラスに出て、椅子に座って涼みながら一服する。それがすごく気持ちいいんです」
外で過ごす時間が増えたのは、お二人に共通する変化です。「テラスを作っているのもあるし、お風呂上がりに外に出ても隣に見られることもない。気を遣わなくていい距離感がいいですね」とご主人様。
土間リビングも、観葉植物との暮らしを支えています。「ワンちゃんも暑がりなので、土間がひんやりして気持ちいいみたいです。いつもベターっと寝ています」と奥様は微笑みます。
今後の計画について伺うと、「庭ですね」とお二人。
ご主人様「ドッグランを整備したいし、家庭菜園のスペースももっと広げたいんです。下の庭がまだ手付かずなので」
奥様「下の庭をドッグランにして、BBQスペースも作りたいんです。竹で柵を作って、ワンちゃんが敷地外に出てしまわないようにして。何年かかるか分からないけど、ゆっくり整えていきたいです」
土地を生かした設計と、それがもたらした暮らしの変化。F様邸は、住まい手の生活を豊かにする住宅の理想形といえるでしょう。
家づくりを振り返って〜クラシスホームとの出会いから完成まで〜

8年越しの家づくりを振り返って、F様ご夫婦にクラシスホームを選んだ理由を伺いました。
「実際にモデルハウスを見学した時、デザインの素晴らしさに驚きました。動線もよく考えられていて、こんな家づくりができるんだと感動しました。それでクラシスホームさんにお願いすることに決めたんです」とご主人様は当時を振り返ります。
実際の家づくりでは、クラシスホームのチーム体制の良さを実感されたそうです。
奥様「最初はイメージが決まっていなくて、インテリアコーディネーターさんにご迷惑をおかけしました。でも要望を丁寧に聞いてくださって、私たちの好みに合った提案をしてもらえました」
現場監督との関係も良好でした。「土間の間仕切りは最初なかったんです。でも写真を見て『こういうのがいい』と相談したら、現場監督さんと一緒に実現してくれました」と奥様。
ご主人様も「クラシスホームさんは選べる商材が多くて、自由度の高い会社だと思います。私たちの好みに合った家を叶えてもらえました」と満足そうに語ります。
最後に、これから家づくりをされる方へのアドバイスを伺いました。
奥様「好きなデザインをたくさん見ておくことが大切です。私はPinterestを教えてもらって、イメージを集めました。それを共有することで、理想の家に近づけたと思います」
ご主人様「土地選びは妥協しない方がいいです。私たちは時間をかけて探しましたが、この土地に出会えて本当に良かった。あとは、信頼できる会社を選ぶこと。クラシスホームさんの設計力があったから、この土地の良さを最大限に生かせました」
価値観の変化から始まり、理想の土地との出会い、そしてクラシスホームとの家づくり。F様邸は、時間をかけてじっくりと作り上げた、こだわりの詰まった住まいとなりました。
「心地いいのが一番ですね。静かですし、風が吹いている日はさわさわ音がするし、鳥も鳴いている。自然の中にポツンとある感じが、本当に気に入っています」と奥様。
F様ご夫婦の理想が形になった平屋住宅。これからも、豊かな自然とともに、心地いい暮らしが続いていくことでしょう。
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