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2019.11.15

三世代が週末同居で心地良くくらすバリアフリーの住まい

今回は、クラシスホームが出版した書籍『ストーリーのある家づくり』より、住まわれてから約1年半ほど経過した「三世代が週末同居で心地良くくらすバリアフリーの住まい」をご紹介致します。

 

T邸
夫/70代前半
妻/60代後半
息子(三男)/40代前半
嫁/30代前半
孫/長男3歳、次男2歳

 

 

それまで住んでいた築30年近い戸建て住宅の老朽化に伴い、住み替えを考え始めていたTさん。「建て直すなら2世帯にしたら?」という息子さんたちからの提案を受け、思いきって土地も新たに見つけることにしました。

 

 

以前の住まいは、1階に6畳と13畳の二間と、2階に3部屋の間取りの2階建て。ご主人の3人の息子さん一人ひとりに個室がありました。

 

 

子どもの成長とともに見守ってきた家にはたくさんの思い出がありましたが、水回りをはじめ、建材の劣化が進行し、それ以上に耐震面がご主人は気になってました。

 

 

しかし同居の提案は、正直、戸惑ったと言います。ご主人はすでに定年退職していましたが、夫妻は建材メーカーに勤め、まだまだ現役。夫妻はともに元気で、気力もたっぷりです。

 

 

「隠居をするのにまだ早いなと。3人の息子はそれぞれに独立して住居も構えていますから、息子家族の生活は変えてまで同居するというのは、ちょっと違う気がしていました」と、奥様は話します。

 

 

そんな両親の戸惑いを察して、息子さんたちが提案してきたのが、「週末同居」でした。

 

 

今はふたり揃って元気でも、どちらかが倒れたりしないとも限りません。「万が一、どちらかが倒れてからいきなり同居を始めより、まずは週末だけでも一緒に過ごしてみる。世代それぞれのくらし方の違いを知ってみるのが互いに良いんじゃないかなと思ったんです」と息子さんは話しています。

 

 

 

(廊下突きあたりの飾り棚には、幼少期の息子さんの写真が飾られています。「孫たちにそっくりでしょう?」(奥様))

 

(外壁は切り出しの天然石を用いて、経年変化を表情として楽しめるものに仕上げました。)

 

(廊下の照明は埋め込み式でスッキリとした印象を与えます。)

 

 

(中庭に象徴的なグリーンを配しているため、家の中の緑はシンプルにしています。)

 

 

(幅広い年代が楽しめるよう、中庭は和のテイストに寄りすぎないようにテラスなどでモダンな雰囲気もプラスしました。「山から持ってきた植栽が元気に伸びてくれてうれしいです」とご主人。苔を敷いたことでアマガエルが遊びに来るようになりました。)

 

 

 

試験的に始めた「週末同居」は

 

シニア夫婦には刺激を与え、若夫婦には気分転換の時間に。

 

2歳から70代までの3世代がそれぞれの価値観を持ち寄り

 

大きな平屋でくらしを楽しみます。

 

 

 

(広めに設定したエントランス。ドア付近まで自動車を寄せられるので、買い物の荷物を運ぶ距離を短くすることができます。)

 

 

 

(つくりつけのキッチン収納やテーブルはすべて、タモの天然木の突き板で統一。「食器収納がすべて引き出しなので、整理がしやすくて使い勝手がいいですね」と奥様。お嫁さんも「吊り戸棚はお義母さんも私も手が届きづらいので助かります」)

 

 

完成したのは、「三世代で中庭を楽しむ平屋の住まい」。

 

 

住宅密集地である環境を考慮して庭を中心にコの字型の住居スペースを組むことで、窓から見えるのは庭だけ、両隣の住宅の気配すらも感じない家に仕上がりました。

 

 

週末、三男夫婦家族がご主人の新居にやってきます。3歳と2歳のちびっこ兄弟は、じぃじとばぁばに会えて大はしゃぎ。

 

 

リビングでひと通りのおもちゃで遊んだ後、和室に移動してでんぐり返しをしたり、押し入れの戸を開けて上ってみたり。ふと、姿が見えなくなったママを探して廊下を走り出したら、もう止まりません。子どもたちは長い廊下を行ったり来たりしながら、アクティブにこの家を楽しみます。

 

 

「また運動会が始まったわぁ」と、奥様は半ば呆れながらも楽しそう。お嫁さんは、「無垢材の床がはだしに気持ちいいんでしょうね、すぐ靴下を脱いじゃうのは困るけど」と笑います。

 

 

Tさん夫婦に考慮して、和室とリビングの境目さえも段差を設けなかったバリアフリー仕様が、小さいお子さんたちにも安全をもたらしています。

 

 

(週末に息子一家が泊まりに来れるよう寝室を多くしつらえています。)

 

 

 

(製作建具の取っ手を金属ではなく、温かみのある同質のものを採用。触り心地と使い勝手を重視してデザインしました。)

 

 

夕食の準備は、奥様とお嫁さんがキッチンに並び、仲良く一緒に進めます。壁一面にしつらえられた食器収納は引き出しが多すぎて、なかなか覚えられないのが玉にキズです。

 

 

「お義母さん、楕円のお皿ってどこでしたっけ?」「それはねぇ、どこだったかしら・・・・・。きっと、生前整理しちゃったわ(笑)」と、女性同士の会話も弾みます。

 

 

奥様が「手が届かないから付けるなら低めに」とリクエストした吊り戸棚には、チーズフォンデュセットや鍋用のカセットコンロが収納され、シンク下の引き出しにはタッパー容器がぎっしり。若い世代との食事を一緒に楽しみ、おふくろの味はお土産に持たせる親心が垣間見れます。

 

 

ごはんが終わったら、息子さんが子どもたちをお風呂に入れます。ベンチがしつらえられたバリアフリーの浴室も、子どもたちの遊び場に早変わり。髪の毛を洗うのもそっちのけでヒートアップしている孫の笑い声が、ソファでくつろぐご主人の耳にも届きます。

 

 

ところでこの家では、全館空調システムを採用しています。イメージとしては大きなエアコンがあり、ダクトを通じて全部屋に気持ちのいい空気が流れるような仕組みで、どの部屋も一年中、同じ温度設定がなされています。

 

 

これがあれば、年中、快適に過ごせるだけでなく、息子さんが両親のヒートショックを心配する必要もありません。お風呂上りの子どもたちが少しぐらいパンツ一枚でいても大丈夫です。

 

シニアの健康を考えて新居に採用した素材や機能が、若夫婦家族の「週末同居」も快適なものにしてくれています。

 

 

 

 (玄関には外光をとり入れるための小窓を採用しました。)

 

 

 

漆喰の白壁がレフ版効果となって、廊下一面にやわらかく光を回しながら奥行きを演出します。「メンテナンスも考慮して、漆喰壁特有のこてっとした風合いはあえて避け、フラットな塗装にしました」(息子さん)

 

 

テラスに落ちる木漏れ日が四季折々のT邸にモダンな風情を生み出します。「秋は赤く色づいた紅葉がグレーのテラスによく映えるんです。落ち葉掃除が大変ですけど(笑)」とご主人。

 

 

パントリーを予定していた場所に、奥様のリクエストでサブの洗面台を設置。「同居となると、誰かがお風呂に入っても別に洗面台があれば便利ですからね」(奥様)。細々した収納はメインの洗面台にまかせ、こちらはむき出しのシンプルなデザインにしました。

 

 

 

T邸の中央に配した中庭は、夫妻にゆったりと流れる時間を感じさせてくれるものになりました。山から植栽したヤマモミジは、初夏の緑、晩秋の紅葉と季節の彩りを楽しませてくれます。

 

それだけでなく、木漏れ日をつくり、その葉影が初夏はテラスに、日が長くなると室内に落ちる様子は美しい油彩画のよう。「気がつけば、何時間も見ていることがあります」とご主人。

 

若夫婦家族もこの景色が気に入っています。リビングの窓を開放すると、子どもたちはテラスに飛び出て今度は外でミニ運動会。

 

自分たちの寝室まで駆けていったかと思うと、家の中の廊下からリビングへと戻ってきて、Tさんたちを驚かせます。奥様が「はだしで外はいかんよ!」と叱る姿も、すっかりこの家に馴染んできました。

 

(中庭に面したコの字型のテラスもお孫さんたちの格好の遊び場です。「そのうち孫たちとここで花火やBBQも楽しみたいですね」(奥様)。テラスに腰かけて見上げると四角い空が広がります。木漏れ日がヤマモミジの葉影を落とすと、テラスが絵になる光景に。)

 

ようやく木々もこの地に根づき、先日は苔むした丘の部分にアマガエルが迷い込んできました。「でも、カエルのことは孫にはナイショ」「庭で怪我でもさせたらいかんでね」と夫婦でお孫さんのことを気にかけます。

 

 

(エントランスの外壁は、ゴツゴツしすぎず素材感が楽しめる切り出しの天然石をタイルのようにアレンジしました。木目がむき出しになったレッドシダー材の引き戸との相性もぴったり。)

 

(親戚が集まりやすいよう、駐車場は前面に5台分を確保。さらにエントランス前にビルトインガレージを設けています。)

 

 

「週末同居」は今のところ、大成功の様子です。

 

2歳から70歳までの三世代が同じ屋根の下でどうくらしていくか。

 

季節の移ろいを感じる平屋の家で、ご主人はもうしばらく若夫婦とともに週末の同居練習を重ねます。

 

 

 

一人一人、ライフスタイルが違うように、

家づくりもふたつとして同じものもありません。

「憧れ」や「想い」を形にする家づくりでは、

世界に一つだけのストーリーが生まれます。

 

 

作品としての施工実例と違い、今まで見せてこなかったその先のくらし。

それぞれライフスタイルの違うご家族のとても豊かなくらし方を

ふんだんに覗ける一冊となっています。

 

 

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