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近年人気を集めているドライフラワー。リースやスワッグにして楽しむことが多いですが、そのまま飾っても素敵です。ハーバリウムの材料としても活用できますね。
ドライフラワーは、じつはご家庭で簡単に作ることができます。
お好きな花を選んで、ドライフラワー作りを楽しんでみませんか?
生花をドライフラワーにする方法
基本的に、束ねて吊るしておくだけ。
重力で花弁が開いてしまわないよう、逆さまにして吊るします。
この時、花が壁に触れないように注意しましょう。少しでも壁に触れてしまうと、形が崩れたまま固まってしまいます。複数の花を一度に吊るす場合は、花同士が重ならないように気をつけて配置してくださいね。
吊るすのに適した場所
吊るす場所の選び方には、4つのポイントがあります。
- ●湿度を避ける
- ●暗い部屋を避ける
- ●風通しの良い場所を選ぶ
- ●直射日光を避ける
こちらをふまえると、カーテン越しの明るい室内がおすすめです。
カーテンレールに吊るす方も多いですが、カーテンに接して花の形が崩れないように注意しましょう。
生花を楽しむ場合は、エアコンの当たらない場所に置くのが基本とされていますが、ドライフラワーにはむしろ、風がよく当たる場所の方が適しています。
風が通り抜ける場所がないという場合は、人がよく通る場所に吊るすのがおすすめ。空気が動くことで、植物の水気が抜けやすくなります。
生花をドライフラワーにするタイミング
少しもったいない気もしますが、花が一番綺麗な状態の時にドライにするのがおすすめです。
首がくたっと曲がってしまったり、しおれてしまった後だと、綺麗なドライフラワーにすることが難しくなります。
「生花を持ち帰る間に、少ししおれてしまった」という場合は、花にしっかりと水を吸わせて、ベストな状態にしてからドライにしてください。
ドライフラワーにおすすめの花
ユーカリ
綺麗なままドライの状態になりやすいため、初心者にもおすすめです。香りも良く、お部屋の空気をフレッシュにしてくれます。
バラ
バラは花弁の数が多いため、水分が抜けるのに時間がかかりますが、しっかりしているためドライフラワーに適しています。ドライにすると色が濃くなり、シックな印象になって、生花とは違った魅力を感じることができますよ。バラは品種やカラーのバリエーションも豊富なので、お好みに合わせて選んでみてくださいね。
グラスペディア
ドライにした後も、色や形の見た目の変化が少ないのでおすすめです。
まん丸とした個性的な形の花がなんとも可愛らしいですね。
生花として飾っていると花粉が出てくるため、花粉に気が付いたら早めにドライにしてください。
紫陽花(アナベル)
花部分が大きいため存在感があり、紫陽花をお部屋に飾るだけでパッと目を引きます。
収穫の時期を見極めれば、綺麗なドライフラワーになりやすいですよ。
【ご注意!】
日本に自生している紫陽花は、ドライにするのは難しいです。
特に梅雨の時期の紫陽花は、水分がたっぷり行き渡っているため、ほとんど失敗してしまいます。
日本の紫陽花をドライにしたいのであれば、夏の終わりの秋色になった紫陽花を狙うと成功しやすいですよ。
スワッグの作り方
花を選んだら、ゴムで括ります。麻紐を使っても素敵ですよ。
この時、花がばらけてしまわないようしっかりと結んでください。
また、花同士が重なり合ったり、奥に埋もれてしまわないように、一つひとつの花の向きや配置に気をつけて、綺麗に見える状態で固定しましょう。
そのまま飾っても素敵ですが、麻布で包めばナチュラルに、英字新聞を使うとラフでスタイリッシュな印象になりますよ。リボンをつけるだけでもシンプルながら可愛らしく仕上がります。あえて包装はせず、紐だけで仕上げるというのも一つの手です。
【おまけ】ディスプレイのアイディア
ドライフラワーは水を必要としないので、どんな場所にもディスプレイできます。
洋書などの厚めの本を一度大きく開き、背表紙とページの隙間を作ります。
そこにドライフラワーを刺すことでオシャレなインテリアに早変わり。
アンティークなムードが素敵です。使用する本によって印象が変わるので、花との組み合わせを色々と試してみてくださいね。
ドライフラワーのある暮らし〜クラシスホームのお施主様事例より〜
おわりに
いくつかのポイントをお伝えしましたが、基本的には吊るすだけ。
生花とはまた違ったドライフラワーの魅力を、ぜひ感じて見てください!
ボタニカルショップarboでは様々な種類の生花やドライフラワーを販売しています。
生花はドライフラワーにしやすいものを多く取り揃えているため、初心者から上級者まで幅広い方におすすめです。綺麗に乾燥させるコツや、季節のおすすめなども気軽に聞いてみてくださいね。