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木造の魅力とは?木の家は“やさしさ”と“強さ”でできている ~日本で選ばれる理由と、木の強さ~

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木造の魅力とは?木の家は“やさしさ”と“強さ”でできている ~日本で選ばれる理由と、木の強さ~

天然素材である“木”を使用した木造住宅。皆さんは木造住宅にどのようなイメージをお持ちでしょうか?
「身体にはよさそうだけど、耐久性が低くてもろいイメージがある」とか「木は燃える素材だから、火災に弱そう」という印象を持っていませんか?
実は、木はやさしくて強い素材です。
そこで、木の本来の強さや性質、木造の魅力について、3編にわたりご紹介したいと思います!
今回は、“日本で木造が選ばれる理由”と“木の耐久性”について。誰もが知っているあの木造建築が、木の強さを実証!そして、「木は鉄より強い」と言える理由も解説します。

なぜ、日本で木造が選ばれるの?

木造は、日本で主要の住宅構造です。
昨年度の国土交通省の調べでは、日本で建築されている専用住宅(居住を目的とした一戸建て・共同住宅)のうち、8割以上が木造住宅との統計が出ています。
なぜ、日本でこれだけ木造が選ばれるのでしょうか?
日本は山や林が多く、昔から森林資源が豊富な環境でした。寺社仏閣の建立が盛んになったことで、木造の建築技術が発展し、住宅にも木造が多く広まっていきました。
また、木には湿気を吸収・放出して湿度を一定に保つ機能があります。高温多湿の日本の気候でも快適に暮らすことができるため、古くから風土に合った構造体として選ばれてきました。
現行の建築基準法では、「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」のどの構造の建物であったとしても、震度6強から震度7程度の地震に耐えられるよう基準が定められています。建築基準法が定める耐震基準は1981年に大きく改正され、これを『新耐震基準』と呼び、現在でも建物を建てる際の耐震基準となっています。木造住宅については、2000年にさらなる耐震性を確保するため建築基準法が改正されています。
さらに、2010年には、国が定めた『公共建築物等木材利用促進法』の施行により、国や地方公共団体などが率先して公共建築物に木造を取り入れる施策が取られています。
これからも、日本ではさらに多くの木造建築物が増えていくと期待されています。

1300年以上の歳月にも耐え抜く力!木は強くて長持ちする

世界最古の木造建築とされる法隆寺(西院伽藍)は、実に1300年以上の歳月の間、幾度の地震や台風にも耐え、今もしっかりとした姿で私たちを迎えてくれます。
このことからもわかるように、木は非常に耐久性の高い建築材料です。木は乾燥とともに強さを増し、数百年にわたって強度を維持できるという他の材料にはない特性を備えているのです。
木造建築の寿命を縮める原因となる腐朽菌(ふきゅうきん/木材を腐らせる働きをもつ菌)の繁殖は、通気性を確保することで防ぐことができます。木造軸組工法は壁体内結露に対して最も強く、日本の気候風土に最も適し、長期耐久性を備えた工法であると言えます。

法隆寺を代表とした歴史的な木造建築物は無数に現存し、その耐久性の高さを証明しています。
また、現在は防腐・防蟻剤を注入した木材を使用することで木の耐久性をさらに高めることもでき、長寿命の住まいを実現することができます。

鉄よりも強いって本当?木は軽くて丈夫な素材

意外かもしれませんが、木は鉄よりも丈夫な素材です。

建築材料の強さを測る目安に、「比強度」という値があります。これは同じ重量での強さを比較するもので、アカマツは鉄の約4倍もの引っ張りに対する比強度を備えていることがわかります。また、押しつぶす力に対する強さでも鉄の約3倍。

このため同じ強度の住宅を造る場合、木の家は鉄骨の家よりも軽くでき、地震や台風時に受けるエネルギーが少なくて済む、理想的な素材であるといえます。

今回は、日本で木造が選ばれる理由と、木の耐久性についてご紹介しました。
木は、果てしない歳月を耐え抜くことができ、鉄よりも丈夫な素材だということがわかりました。
でも、木の魅力はそれだけじゃないんです!
次回は耐火性・断熱性について、詳しくご紹介します。是非ご覧ください!


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