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家づくりマガジン
2022.10.14

建物と一緒に考えたい、庭・外構・エクステリア。成長を楽しめる住まいがおうち時間に彩りを添える

家づくりを考える上で、「建物の周りをどうするか」も欠かすことのできないポイントです。建物本体のみを考えてしまい、エクステリアや外構のことは後回しにしていませんか?実は、内(建物)と外(庭、エクステリア、外構)のつながりにこそ、快適な住まいづくりのポイントが隠れているのです。

建物と調和しながら互いに引き立て合うことで、おうち時間に潤いと表情を与えてくれる。そんな庭や外構、エクステリアなどの魅力を伝え、住まいに合わせた提案を行うのが「エクステリアプランナー」です。今回はその一人である平本賀耶さんに、外構・エクステリアの役割や家づくりにかける思いを聞きました。

植物の持つポテンシャルに気づき、エクステリアプランナーの道へ

―エクステリアプランナーとは、どのようなお仕事なのでしょうか。

住まいの全体像やお客様の要望に合わせて植栽やアプローチ、テラスなどを提案します。そのほかにも、駐車場や表札、ポストなども計画から提案までエクステリアプランナーがサポートいたします。

―家づくりや外構・エクステリアに関する仕事について、興味を持ったきっかけを教えてください。

小学生の頃に実家を建て替えたことがあり、父が新居のイメージ図を描いて試行錯誤している様子がとても楽しそうに見えたんです。その頃から、家づくりについて漠然と興味が湧き、はじめは建築家に憧れて設計が学べる大学へ進学しました。

建築を学ぶうちに、いつしか屋外の空間についても関心を抱くように。大学生になって一人暮らしを始めたことで、今まで母に任せきりだった家のことを自分でやるようになり、「お花を飾ってみよう」「観葉植物を置いてみよう」といろいろ考えるのが楽しくなったんです。そのほかにも、ハンドクリームや洗剤、アロマなど、植物由来の成分や香りをもつ日用品もさまざまあって、心地よいと思うものを選んで生活に取り入れていることに気づきました。

このように植物と生活は密接に関わり合っていて、人の暮らしは植物が持っている特徴一つひとつに影響を受ける部分が想像以上に大きいと感じたんです。大学で植物については学んでいませんでしたが、日常生活での趣味と建築知識が相まって、「植物のポテンシャルや偉大さを、もっと暮らしの中に取り入れることはできないか」と考えるようになりました。

お客様に寄り添うクラシスホームの家づくりを通じて「住まいの多様性」を実感

インテリアショップ ARBO

―クラシスホームに入社したきっかけについて教えてください。

高校生くらいの頃、地元・豊田市にクラシスホームが手がけるインテリアショップ「ARBOがオープンし、「おしゃれで素敵な店ができたな」と気になって何度か訪れたことがクラシスホームとの最初の出会いです。大学卒業後は東京の設計事務所へ就職しましたが、転職を機に地元へ戻り、再びARBOへ行く機会が増えました。

以前は感覚的に「素敵だな」と感じる程度でしたが、建築を学んだ上であらためてショップへ行ってみると、ルイスポールセンやフリッツ・ハンセン、カール・ハンセン&サンなどの北欧家具を取り扱っており、地元にこんなにも洗練された店があることを誇らしく感じました。

ランドスケープ系の仕事に興味があり、造園会社を中心に地元で転職先を探していたところ、ARBOを運営しているクラシスホームの存在を知りました。偶然にもエクステリア事業部の始動にあたって人材を募集していたので、「ランドスケープデザインの勉強ができるチャンスかもしれない」というひらめきに導かれるように応募。外構・エクステリアに関しては未経験でしたが、同じように未経験から頑張っているスタッフも多く、そんなスタッフを育てる社風にも魅力を感じて入社を決意しました。

―「やりたいことにチャレンジできる」と感じて入社を決めたクラシスホーム。実際に入社してみて感じたことを教えてください。

前職の設計事務所では、「ミニマリズム」という削ぎ落としたデザインを得意としていたので、クラシスホーム入社当初はその感覚がなかなか抜けませんでした。お客様目線で自由度の高い家づくりを実践するクラシスホームの幅広い施工例を目にするうちに、家づくりの多様性を痛感。次第に、お客様と作り上げる家づくりにやりがいを感じるようになりました。

お客様には事前にインタビューシートを記入いただき、ライフスタイルや趣味など、パーソナルな部分に関しても理解を深めるように努めています。お客様にまつわる一つひとつの要素が、家の好みのヒントにつながることも。こだわりや重要視されている部分を、表面的ではなく本質的な背景から捉えることにもつながると思っています。

完成した時の高揚感とお施主様の笑顔がモチベーションに

ニュアンスグレー×ボタニカル×ヴィンテージ/愛知県名古屋市 N様邸

―家のスタイルに合わせて外構・エクステリアの提案が求められるエクステリアプランナー。仕事のなかで大変だと感じたことや難しい施工などはありますか。

日ごろから頭を悩ませるのは工期の問題です。家づくりの中で外構工事は最後の作業になるので、ご入居日が決まっている場合はお引越しの順番やご都合に合わせて工程を調整します。場合によってはご入居後の工事になってしまうこともありますが、なるべく生活の邪魔にならないように通常の工事以上に配慮が必要です。

建物に庭が囲まれたロの字形・コの字形の中庭テラスは近年人気のスタイルですが、状況によって工事の調整に苦戦することもしばしば。資材を運ぶには家の中を通る必要があり、機材が使えず人手も時間もかかるので、ご入居日が迫っている時は工期の調整や段取りで綿密な計画が重要になります。

完成までは工期に追われることもありますが、住まいが完成した時の高揚感は特別なもの。お客様の笑顔を目にすると、毎回その苦労は吹き飛んでしまいますね。

 

―苦労することとは反対に、エクステリアプランナーの仕事のやりがいや喜びを感じる瞬間を教えてください。

すべての工事が終わり、お施主様が完成した家を見て喜んでくださった時は、心から良かったと安堵感に包まれます。そして、1年、2年と経った後に、「この木はどうやって剪定したらいいの?」「どんな肥料をあげるの?」とお客様からご連絡をいただいたり、植栽や石の追加注文をいただいたりすると、一緒に庭を育てているようで幸せな気持ちになりますね。

先日、久しぶりに連絡をくださったお客様のSNSのアイコンが外構の写真になっていて。家の顔として気に入ってくださったことに感動しました。

落ち着きのある開放的な空間に家族が集う住まい/愛知県名古屋市 K様邸

―クラシスホームならではの外構・エクステリアの強みや優位性とは、どのような部分になりますでしょうか。

外構・エクステリアに関しては外部業者に委託しているハウスメーカーも多いと思いますが、建物本体や外構・エクステリアも含めて営業や設計、作図、現場管理まで、すべての工程を一貫して自社で行っていることがクラシスホーム最大の強みではないでしょうか。

初期の段階から建物と一緒に外構についても提案ができるので、「外構があることで建物自体がどれだけ引き立つか」など、お施主様もイメージが湧きやすいと思います。外構や植樹のプランによって建物自体に変更が生じる可能性もありますので、建物と外構を全体的に見て考えていただけるのも利点のひとつです。

エクステリアプランナーとしても、社内だからこその連携の取りやすさを感じています。家づくりの進捗状況を確認しながら外構プランの設計や変更が行えるのは、大きなアドバンテージ。連携が取りやすいからこそ、急な仕様変更などにも臨機応変に対応できます。通常、基礎のコンクリートを打ってしまう場所でも、「排水を確保したいからここの部分は空けてほしい」など、事前に細かい調整も可能です。あとの工程になってからでは対応できないこともあるので、事前共有は綿密に行っています。

家も植物も無理なく育てる。成長を楽しめる外構・エクステリアを提案したい

―平本さんから見た、外構の中でも特に植栽にこだわった家の魅力とは何ですか。

植栽一つにしても、あるかないかでは住まいの表情がガラリと変わります。もちろん、雰囲気だけを重視して見栄えのいい木を植えればいいというわけではありません。スペースや日当たり、お施主様のライフスタイルに合わせて、適材適所の芝生や木の種類を選ぶこと。そして、長い時間を共に過ごす家ですから、メンテナンスの面でもお施主様が負担を感じないように、植物も無理なく育つことができるようにと常に意識してプランを立てています。

植えたての樹形を楽しみつつ、成長する経過や将来も楽しめる植樹は、家の一部として風景を演出してくれます。ですから、一緒に成長を楽しんでもらえるような住まいの提案をしていきたいですね。

―最後に、今後の目標についてお聞かせください。

思い描いたプランや提案したいプランをお客様がイメージしやすいように、プレゼン力を高めていきたいと考えています。具体的には、打ち合わせ方法の改善やパース(建物外観の立体的なイメージ図)を描くトレーニングなど、得意な社員に教えてもらいながら取り組み中です。

身につけた力をお客様との意思疎通に役立て、より感動を与えられる提案を目指していきたいと思っています。

 

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★Profile

エクステリアプランナー 平本 賀耶

静岡文化芸術大学デザイン学部空間造形学科卒。東京の設計事務所に就職後、アシスタントとして住宅からショップまで幅広いジャンルの建築設計に携わる。退職を機に地元・豊田市へ戻り、2018年にクラシスホームへ入社。日ごろから街路樹や川沿いの植樹などで目にした木の特徴を記憶するなど、知識の蓄積を心がけている。

 

このようにエクステリアプランナーをはじめとするクラシスホームのスタッフとの打ち合わせを何度も重ね、注文住宅を建てられた“お客さまの声”を、HPで紹介しています。お施主さまが家づくりでこだわったポイントや、現在の暮らしぶりもわかる貴重なインタビューですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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