真っ白な外観と南から差し込む光で、明るい印象の住まいに仕上がったK様邸。リビングを吹き抜けにしたことでより開放的に。内装は、家づくりにこだわりを持つ奥様が主体となってセレクト。全体的にやわらかく、落ち着いた雰囲気になりました。
今回の後編では、LDK・水回り・書斎・子ども部屋など、K様邸についてさらに詳しくご紹介します。
自然光がたっぷりと入り込む、デザインにこだわったLDK
LDKの床材は、玄関と同じ幅広タイプのオークの挽板（ひきいた）を使用しました。壁と床の色目には、さりげなくグレーが入っているので、ナチュラルすぎない落ち着きのある色味になっています。
吹き抜けリビングの大きな窓からは、自然光をたっぷり採り込むことができます。
テレビを掛けている壁をふかし壁にして、すっきりとした印象にしました。配線が隠されているため、周りのインテリアも飾りやすくなっています。
ステンレス素材のキッチンが空間を引き締めます。家具はキッチンに合わせたため、ナチュラルシックな雰囲気に仕上がりました。料理がお好きなご主人様の希望で、広さとコンロの数にゆとりのあるキッチンとなっています。さらにパントリーも設けて、家事動線の効率化を図りました。
機能性とデザイン性の高い水回り
洗面室は外の物干しスペースとつながっており、洗濯物を干すのにとっても便利。十分な収納スペースを確保した洗面台は造作で、扉の木材はリビング扉と同じヒッコリーの突板で造られています。照明は、デンマークのブランド「Louis Poulsen」のウォールライトをセレクトしました。またふかし壁で配管を隠したため、造作洗面台のデザインがさらに引き立つ空間となっています。
K様邸で採り入れられているふかし壁とは、元の壁の手前にもう1枚の壁をプラスしたデザインのこと。生活感が出やすい配線や配管を隠して、デザイン性の高い空間を演出してくれます。壁に厚みが出るため小物や間接照明を飾るなど、さまざまな活用方法でお施主様の理想とする住まいに近づけます。
バイカラーの壁紙が特徴的なトイレ。電球のペンダントライトからレトロ感が漂います。
2つ目のトイレは、グレーカラーでまとめてスタイリッシュに。こちらもレトロ感を感じますが、色味が違うだけでガラッと印象が変わります。
それぞれの魅力を持つくつろぎ空間
アンティークな家具に囲まれたご主人様こだわりの書斎スペース。隠れ家的な落ち着きある雰囲気で、作業にも集中しやすそうです。
子ども部屋は、自由に遊べるよう広々としたスペースに。お子様が成長された時のことも考えて、飽きのこないシンプルなグレートーンで統一しました。
ゆとりある寝室は、壁材と質感の異なる腰壁を採用。壁の傷や汚れを防ぐという実用性がある腰壁は、壁面の良いアクセントになりました。また「Louis Poulsen」のラジオハウスペンダント照明が、温かく寝室を照らしてくれます。
K様のお住まいについて、前編・後編にわたりご紹介しました。
機能性の良さとこだわりのデザインが施されたK様邸。
空間につながりを持たせたことで、家族の気配が感じられる団らんの弾む住まいが完成しました。
クラシスホームでは、お客様ひとりひとりの想いやライフスタイルを丁寧にお伺いし、アドバイザー・プランナー・インテリアコーディネーター・ホームエンジニアが一丸となって、皆さまの家づくりをサポートいたします。
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