シンプルな色合いと素材にこだわり、家全体の統一感を意識されたY様邸。家具がお好きなY様がセレクトされた家具に調和する内装材やデザインで、上品で温かみのある空間が実現しました。中庭が隣接するLDKは、自然光と窓からのぞく庭木たちの緑に癒やされるくつろぎスペースです。
後編では、Y様邸のダイニング、キッチン、階段、洗面台についてご紹介します。
前編では間取り、外観、玄関、リビング・中庭についてご紹介しています。
>>>中庭を取り囲む、自然素材と緑に癒やされる家 ～前編～
素材感や見せる収納が魅力の温かみのあるダイニング
お気に入りの家具が馴染むような空間づくりにこだわられたダイニング。内装を決める前にY様が家具屋さんで出合った栗の木のダイニングテーブルに合わせて、ダイニングとリビングの床にも栗の無垢材を採用しました。
ダイニング奥の壁沿いにはカウンターのワークスペースを設置し、仕事や家事作業ができるスペースを確保しています。
テーブル横にはキッチン腰壁と一体の飾り棚を設計し、本やお気に入りの雑貨を置くことで、見て楽しめる収納となっています。
陽の光と木陰に癒やされるキッチン
家全体の「シンプルな色×木の素材感」というコンセプトに合わせて、キッチンは全体的に白でまとめられました。床はキッチンから奥の水廻りにかけて、掃除のしやすいフロアタイルを採用しました。
午前中は陽の光を浴びる中庭の木の影がキッチンの床に映り込み、毎朝の支度時間に癒やしをプラスしています。
真っ白なキッチンスペースのアクセントには木の食器棚を設置。シンプルな空間に北欧食器や小さなオブジェを置くことで暮らしに彩りを添えています。
木の力強さを表現する木製スケルトン階段
「すっきりと見せつつ木の力強さを表現したい」という階段のイメージをお持ちだったY様。太く存在感のある側板を設けることで、木そのものの力強さと温かさを演出しています。蹴込板をなくし、踏板と骨組みだけで作られるスケルトン階段を採用することで、視界が抜けて圧迫感のないすっきりとした印象に仕上げました。
木製手すりを支える縦桟は、細い白鉄骨のみで固定。取り付け方を工夫して強度を上げながら、繊細なデザインを取り入れてメリハリを持たせています。空間に合わせた素材使いや、構造的に工夫を凝らしたデザインによって、空間に馴染みつつも存在感を放つY様イメージ通りの階段が実現しました。
シンプルさとデザイン性を両立する洗面台
キッチンの奥に配置した洗面室は白色と木の素材感でまとめ、お住まい全体に統一感をもたせました。収納にはあえて取っ手を付けず、凹凸のない美しい見た目に仕上がりました。
洗面台正面の壁には細長いボーダータイルを縦に貼り、通し目地としたことですっきりと清潔感のある空間を演出。鏡の横にある収納棚は内面の素材を白で仕上げ、小口と外側のみ木目が見えるデザインにしています。カラーバランスや細部の仕上がりまで考慮し、シンプルながらも洗練された空間に仕上がりました。
今回は、Y様邸のダイニング、キッチン、階段、洗面台についてご紹介しました！
間取り、外観、玄関、リビング・中庭については、前編にてご紹介しています。
>>>中庭を取り囲む、自然素材と緑に癒やされる家 ～前編～
癒やしのプライベート空間を実現するL字型の間取りに、こだわりと機能性を詰め込んだY様邸。外観から室内、家具まで、シンプルかつ木の素材感が生きるデザインとなっており、Y様の理想を形にした素敵なお住まいが完成しました。
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