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変形地を活用し、外と内がフラットにつながる開放的で心地よいお住まいを実現されたY様。
Y様が家づくりで特に意識されていたのは、「自然素材に触れながら生活ができる家」。こだわりの北欧家具やお気に入りのインテリアが映えるように、家全体をシンプルな色合いとデザインで統一しました。
シルエットにこだわった外観や中庭が隣接するLDK、シンプルなあしらいで洗練された洗面室など、細部までこだわりが散りばめられています。
前編では、Y様邸の間取り、外観、玄関、リビング、中庭についてご紹介します。
中庭から自然光を取り込むL字型の間取り
《POINT》
- 中庭と一体化したL字型のLDK
- 最小限の収納で広いスペースを確保した玄関
- マルチに活用できるカウンターのワークスペース
- 水廻りを一カ所にまとめ、家事動線を考慮した間取り
テラスのある広い中庭を設けるためにL字型の間取りを採用したY様邸。中庭と隣接するLDKは、大きな窓から取り込む日光で常に明るく、室内でくつろぎながら時間や季節によって変化する景色を楽しめます。
玄関の収納スペースは最小限にとどめ、スッキリとした印象に。奥行きを広く取り、来客時も窮屈にならずゆとりのある快適さを実現しました。
LDKの一角に設置したカウンターのワークスペースは、マルチに使えるY様お気に入りの場所。仕事や趣味の時間が過ごせるほか、家事スペースとしても活用できます。
キッチンの奥に洗面室や風呂などの水廻りを一カ所にまとめることで、家事動線がスムーズになる工夫も。洗面室はLDKとトーンをそろえて、統一感のあるデザインにしています。脱衣室には室内干しができるスペースも確保しました。
木の素材感と植栽が映えるシンプルな外観
Y様のご希望で、外観は軒を深く確保した三角屋根を採用。素材感にこだわった杉の破風は、経年による色の変化が楽しめます。
外壁には白いタイルと塗り壁を採用することで、植栽が映える家に。オーク色の玄関ドアや杉の羽目板を施した軒の素材感が、シンプルな外壁と調和し、「和」と「北欧」の要素を両立するすっきりとしたシルエットを実現しました。
また、丸柱やルイスポールセンのポーチライトを設置するなど、玄関ポーチの細部にもこだわりが詰まっています。
すっきりとした空間デザインで広く見せる玄関
白を基調とした塗り壁と無垢材で、光の陰影が美しい空間に仕上げた玄関。土間のタイルは目地が一直線になる通し目地にすることで、よりすっきりとスペースを広く見せています。
玄関ホールの奥には、ライトやルームフレグランスなどインテリアを飾れる収納を確保。シンプルな空間のアクセントとして、収納上の天井と壁にシナベニヤをあしらい、L字型フレーム風に仕上げました。
中庭の景色を楽しむ、くつろぎのリビング
「カーテンを開けたまま生活できるリビング」というコンセプトのもと、隣接する中庭に外部からの視線を遮る塀を設置。大きな窓からの採光で部屋全体が明るく、日中は電気を付けなくても過ごすことができます。
カーテンを設置した部分の天井を折り上げることでカーテンレールを見せず、すっきりとした印象に仕上げました。
リビングのくつろぎスペースは、調湿性に優れた塗り壁や栗の無垢材を使用した床、木製のテレビボードなど、ぬくもりが感じられる素材を選ばれたY様。丸みのあるデザインの家具や照明、間接照明の柔らかい光によって、温かみのある心地よい空間を演出しています。
リビングから観賞できる景観にこだわった中庭
庭の手入れが好きだというY様がセレクトした、大小さまざまな植物に彩られる美しい中庭。LDKから見渡せる緑あふれる景色が、ご家族の癒やしの空間になっています。
ウッドデッキは室内の床と同じ高さにそろえ、下枠のないサッシを採用したことで内と外をフラットにつなぎ、中庭とLDK空間が一体化。Y様が理想としていた“おうちの中にある自然景観”を実現しました。
今回は、Y様邸の間取り・外観・玄関・リビング・中庭についてご紹介しました！
次回の後編では、ダイニング・キッチン・階段・洗面室など、Y様のお住まいについて更に詳しくご紹介しています。
>>>中庭を取り囲む、自然素材と緑に癒やされる家 ～後編～
