朝起きた時や、夜お休みになる前、お出かけ前の身支度の時にと、毎日あらゆるシーンに欠かせない洗面台。毎日使う洗面台だからこそ、こだわりの空間にしたいですよね。
一般的に洗面台は、各住宅設備メーカーで扱われている『既製品』と、オリジナルで製作する『造作洗面台』の二つに大きく分かれます。
収納量や清掃性、低コストに重点を置かれるのであれば既製品がおすすめですが、雑誌や海外ドラマで見るようなオシャレな水廻りにしたい方や、「既製品ではお部屋のテイストに合わない……」と思っている方、既製品だとちょっとした無駄な空間ができてしまう間取りの方には、造作洗面台がおすすめです。
そこで今回の記事では、造作洗面台をつくる際におさえておきたいポイントを、クラシスホームの実例と併せてご紹介します。たくさんの実例が知りたい方は下記記事も併せてお読みください。
>>>「タイプ別!造作洗面台40選!」はこちらから
1.造作洗面台のメリットとデメリットは?
メリット
1.完全オリジナル
2.奇麗な納まり
3.デザイン性の高さ
4.機能性アップも可能
一番の特徴としては、なんといっても完全オリジナルで自由に造ることができるということ。
既製品と違い、現場で採寸を行い造っていくので、ぴったりサイズで綺麗に納めることができます。
また、造作洗面台にはカウンターの材質や高さ、洗面ボウル、鏡、水栓、収納など、さまざまなパーツや、使う素材・色などが選べるので、デザイン性もこだわることができ、機能性を高めることも可能です。
既製品はすでにサイズが決まっているため、特殊な間取りだと取り付けることが難しくなりますが、造作洗面台では設置場所に合わせて設計・デザインが可能なので、間取りやサイズに合わせた洗面台を造ることができます。
デメリット
1.お手入れがしづらくなることがある
2.価格が高くなりがち
既製品は無駄を無くしたデザインが主流のため、お手入れしやすいものが大半です。
しかし造作洗面台の場合は、洗面ボウルとカウンターの部分が一体化されていないことが多く、継ぎ目のお手入れがしづらくなることがあります。また、洗面ボウルと蛇口の相性が悪いと、水が想像以上に飛び散ってしまうことも。
更に、造作洗面台はオリジナルで製作するため、工場で大量生産される既製品と比べると、価格が高くなりがちです。
2.洗面ボウルの設置スタイル
さまざまなパーツをセレクトして造り上げる造作洗面台。パーツは素材や色だけでなく、設置スタイルによっても印象がガラッと変わります。例えば洗面ボウルだけでも、ベッセル(置き型)タイプや、埋め込みタイプ、カウンター一体型、アンダーカウンタータイプなど、様々な設置スタイルが存在します。
ベッセル(置き型)タイプ
洗面ボウルのフォルムが活かせるので、ボウルのデザイン自体が洗面室のアクセントとなり空間を演出していきます。ホテルライクな空間などによく使用されているスタイルです。
半埋め込みタイプ
半埋め込み型洗面器は、洗面器の厚み半分ほどが、カウンターから下に埋め込まれるように設置するスタイル。洗面器の正面部分がカウンターから若干見えるようになっている洗面器です。
カウンター一体型
カウンターとボウルの継ぎ目が目立たない一体形状のデザイン。清掃性に優れ、お手入れもラクラク。
アンダーカウンタータイプ
カウンター下から洗面ボウルを直接取り付けるスタイル。
見た目がすっきりするため、クールでスタイリッシュな洗面台を演出することができます。
カウンターと洗面ボウルに段差が生じないため、水仕舞いがよくお手入れしやすい点も特徴です。
3.素材選び
デザイン重視で選んでしまうと、使い勝手が悪かったり、後々不満を感じてしまうことも。
造作洗面台はデザインだけでなく素材選びも大切です!
木の集成カウンター
本物の木材にウレタンという塗料で仕上げをした集成カウンター。木の種類によって色々な味わいが楽しめます。なんといっても本物の素材感と経年変化を楽しみたい方にはおすすめです。
一番よく使われるメラミン樹脂
メラミン化粧板はプラスチックだと思っている方が多いのですが、材料は紙とメラミン樹脂で出来ています。紙と化粧紙(木目や単色)を合わせて、樹脂に浸し、当て板と一緒に高温高圧プレスをする事によって、固い板となります。当て板の種類でマット調、鏡面仕上げ、エンボス仕上げなどいろいろな表面の仕上げができます。
また、湿気で腐ることがないので、水廻りには最適な仕上げ材です。
ドイツ・ベルギー生まれの特殊素材、モールテックス
通常のモルタルだとヘアクラックが必ず入ってしまうので、水廻りにはあまりおすすめしていませんが、“モールテックス”は特殊な樹脂をモルタルに混ぜることによってひび割れがしにくく、水にも強いので、洗面やキッチンなど水がかりのある場所にも使用できます。
4.収納を考える
収納には「隠す収納」と「見せる収納」の2種類があります。
隠す収納
扉付収納や引き出しにもこだわりたい方は、家具のように造る造作収納タイプの洗面台がおすすめです。引き出しを設けたことで小物の仕分けがしやすく、ごちゃごちゃしがちな洗面周りをすっきりと隠すことができます。
見せる収納
すぐに取り出しやすく、また収納していると同時にディスプレイの役割も果たすため、空間の雰囲気づくりにも役立ちます。
5.最後に
一言で造作洗面台といっても、サイズ、形状や使い勝手、ボウルや水栓金具選びから、素材まで、、さまざまな選択肢の中から世界にひとつだけの洗面台を造る楽しさがあります。
この機会に、自分好みの洗面化粧台を少し考えてみてはいかがでしょうか?
家族が毎日気持ちよく過ごせるように、そしてお客様にも気持ちよく使ってもらえるように、素敵な洗面室を造っていきましょう!
今回ご紹介した他にも、下記記事では、様々な種類の造作洗面を掲載しています。ぜひ、参考にしてください。
>>>「タイプ別!造作洗面台40選!」はこちらから
>>>施工実例「#造作洗面台」はこちらから
クラシスホームでは、お客様ひとりひとりの想いやライフスタイルを丁寧にお伺いし、アドバイザー・プランナー・インテリアコーディネーター・ホームエンジニアが一丸となって、皆さまの家づくりをサポートいたします。
お住まいが変われば暮らしが変わります。ご自身のライフスタイルに合わせた快適で豊かな暮らしを叶えませんか?
東海エリアにテイストの異なる多数のモデルハウスをご用意しています。是非、お近くのモデルハウスまでお立ち寄りください!
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
>>>クラシスホームのモデルハウスの詳細はこちら
>>>最新のイベント情報