仕事や外出先から帰宅中、家の外観が見えてくると、気持ちがほっと安らぎます。もし、こだわり抜いたお気に入りの外観が迎えてくれたら、家に帰りたいという気持ちも一層高まり、日々の心が満たされていきます。
注文住宅での家づくりは、家の形・外壁材・窓の配置・配色・スタイルなど、ひとつひとつ決めて理想の家を形にしていきます。その中でも“外壁材”は、外観の印象を大きく左右する要素のひとつ。
そこで今回の記事では、外壁材の特徴やメリット・デメリット、様々な外壁材を使用した外観の実例写真を併せてご紹介します!
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板とは、耐食性や耐久性・耐熱性・熱反射性・加工性に優れためっき鋼板で、薄くて軽い素材のため、家自体への負担を軽減できます。また、他の外壁材と比べ長尺材を加工できるので、部材のジョイントを少なく施工することができます。経年劣化による塗り替えを視野に入れておく必要があります。
シンプル・モダン・スタイリッシュ・男前など都会的な印象に仕上がります。
ガルバリウム鋼板のよろい張りをベースに、木目調のサイディングをアクセントとして施した、重厚感のある平屋のお住まい。
【左】
4m間口×3階建てという縦長の形状を生かした外観。ガルバリウム鋼板のよろい張り、玄関周りにはあたたかみのある塗り壁を組み合わせ、洗練されたさりげないお洒落さと、都会的な雰囲気を印象づけています。
【右】カラーバリエーションが豊富なガルバリウム鋼板。N様のお住まいは、サンドホワイト色のガルバリウム鋼板を基調に、玄関周りに天然木を採用したシンプルな外観デザインに。2階にはダークウォールナット色の木目調アルミ格子を施したことで、光や風を通しつつ、外からの視線を程よく遮り、プライバシーも確保しています。
タイル
タイルは耐久性に優れ、外壁材にもよく使用されます。価格が高いイメージはありますが、他の建材より丈夫で、経年劣化による塗膜の塗り替えの必要もなく、メンテナンス費用を抑えることができます。
モダンから和風まで幅広いテイストにも対応でき、素材感を活かして高級感・重厚感のある仕上がりになります。
白いマットな質感のオリジナルタイルが印象的な外観。オーバーハングした黒いガルバリウム鋼板がアクセントに。
※クラシスホームでは、タイルメーカーと共同開発したオリジナルタイルをご用意。他社にはないデザインタイルをお値打ちにご提案いたします。
白色のタイルをベースに、木目調のタイルをあしらった柱と、その奥の長いアプローチが印象的な外観。
どっしりと構えた箱の家。整列した黒色のタイルと、空へとのびてゆく格子のデザインが、重厚感を生んでいます。
深い軒を持つ切妻屋根のシンプルなお住まい。外壁材は、細いラインの目地と優しい風合いが特徴のタイルを使用しています。軒天には木目調をあしらい、和×ナチュラルな雰囲気。
あえて「家らしさ」を感じさせない無機質なファサード。
正面には窓を設けず、玄関も見えないよう設計したことで、真っ白なBOXのような外観デザインに。正面にはこだわりのタイルを採用し、見えづらい側面にはベースタイルを使用。タイルを使い分けることで、コスト面も配慮しています。
塗り壁
塗り壁は、職人による手作業で仕上げます。左官職人のコテさばきや材料によって多彩な表現が可能で、独特の風合いや継ぎ目のない美しい仕上がりなど、意匠性の高さが特徴です。シーリング部分の上から施工するため、シーリングが保護され、窯業系サイディングなどの外壁材と比べて長持ちします。
ひび割れや汚れなどに対する定期的なメンテナンスが必要です。
三角屋根とBOXを組み合わせたシンプルな外観デザイン。黒色の塗り壁を全面に施し、落ち着きのある風合いと、独特な質感が楽しめます。リビングに設けた大きなコーナー出窓が外観のアクセントに。
BOXと片流れを組み合わせたシンプルなファサード。2色使いの塗り壁と、天然木の美しいコントラストが目を引きます。玄関ポーチの勾配天井と造作庇がアクセントに。
敷地の先に見える山の形に似せた曲線の屋根形状。
外壁にはくし引き仕上げの塗り壁と、白色のタイルを採用しています。玄関ポーチの軒天に木板張りを施し、素材の豊かな表情が楽しめる外観デザインに。
素材感が引き立つシンプルでスタイリッシュな外観。自然の風合いを生かした意匠を持つ装飾仕上塗材を採用し、アクセントとして表情豊かな天然石をあしらいました。
窯業系サイディング
外壁に張る仕上用の板材のことを“サイディング”といい、材質によって窯業系・金属系などの種類があります。中でも、セメント質と繊維質を主な原料にして、板状に形成したものを“窯業系サイディング”といいます。
タイル調やレンガ調、木目調、コンクリート調など、デザインやカラーが豊富で、耐久性・加工性にも優れるため、低コストで幅広いデザインに対応できます。シーリングや塗膜の劣化などに対し定期的なメンテナンスが必要です。
インダストリアル・ヴィンテージをテーマにしたY様のお住まい。コンクリート柄と木目柄のサイディングや、ガルバリウム鋼板の異素材を組み合わせ、全体の凹凸感や奥行き感を演出しています。
三角屋根を連続させた、可愛らしくもすっきりとした外観デザイン。
ベースの外壁材は、オフホワイト色のよろい4段木目調をセレクト。板を重ねて張り上げたような凹凸感を演出しています。
ラップサイディング
ラップサイディングとは、幅の細い板状のサイディングを横に1枚1枚重ね張りして仕上げる外壁材で、『鎧張り』『下見板』とも呼ばれています。丁寧に重ねられた板が光を受けることで、通常のサイディング張りと比べて美しい陰影を生み出します。デザイン性が高く、カリフォルニア・カントリー・アーリーアメリカン・モダンスタイルなどに使用されています。意匠性が高い分、窯業系サイディングの中でも初期費用が多くかかります。
アメリカンスタイルの平屋。青空に映える白色のラップサイディング、平屋ならではのフォルムを活かした大きな屋根が印象的。
黒色のラップサイディングの外壁に、三角屋根の可愛いフォルムが特徴の外観デザイン。優しい質感の天然木が、玄関ポーチから顔を覗かせます。ランダムに配置された正方形の窓がリズムを生み、遊び心をプラスした、個性的でモダンなファサードに。
木製化粧サイディング(無垢材)
木製化粧サイディングは、あたたかい表情や、年を経るごとに増していく経年美など、天然木だからこそ“本物”の風格を味わうことができ、長く住むほどに愛着がわく外壁材です。
どの素材とも相性が良く、外壁の一部や軒天などにアクセントとして使用されることも多いです。
窯業系・金属系サイディングとは異なり、木の性質上、反りや割れなどが発生します。
片流れ屋根を採用したシャープな外観デザイン。
あたたかみのある天然木の外壁をベースに、ガルバリウム鋼板で縦横のラインを施し、異素材の表情を楽しむことができます。
独特な風合いが楽しめる焼杉板のよろい張りを採用しています。
異素材を組み合わせた外観
ダーク系の配色×木目でシックにまとめた外観デザイン。片流れの大屋根と深い軒が、建物全体にボリューム感を与えています。外壁材はガルバリウム鋼板、塗り壁、木目調サイディングを使用しています。
大判タイルや塗り壁、木目調や白色のサイディングを組み合わせた、個性的でモダンな外観デザイン。
白色のタイルと塗り壁、レッドシダーのベベルサイディングを組み合わせ、清潔感を保ちつつあたたかみのある外観デザインに。
今回は、外壁材の特徴と、外観実例写真をご紹介しました。
クラシスホームの家づくりでは、外壁材から家の形・窓の配置・配色・スタイルまで、設計スタッフが皆さまのこだわりを丁寧にお伺いし、好みに合わせてご提案させていただきます。
更に、住まい手の暮らし方やこだわりが加わることで、外観デザインは無限に広がり、世界に1つだけの“自分らしい家”が実現します。
こだわりの外観デザインで、心が満たされる豊かな暮らしを叶えませんか?
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